155【イベント結果】
”大貴族メイド爆誕”
”王室主催の元暴風地帯の開発イベントが開催された。”
”外国人・公務員には制限がつくが、一般国民なら誰でも開発に参加できる。”
”開発したところは自分で管理でき、さらには貴族になれる!”
”これまでは、どれだけお金を積んでも、民間で成功者になっても貴族にはなれなかった。”
”その考えを変え、実力者にはふさわしい地位を与えるという国の新たな試みだ。”
”ただし簡単な話ではない。危険な魔物や自然の脅威を乗り越えた者だけが相応の報酬を得られる。”
”開発を諦めた方も楽しめるように、開発成功者を当てる賭けも行われた。”
”開発情報が広場へ集まり、みんなが大きく盛り上がっていた。”
”やはり注目されたのは我らが双星。”
”多くの人が双星へ賭けるも、序盤双星は動かず。みんなをハラハラさせていた。”
”中には億を超える大金を賭けた者もおり、広場では祈る者、叫ぶ者、不安から情報屋から最新情報を買う者もいた。”
”そんな中、魔物が暴動を起こす事態が起こった!”
”周辺の町では厳戒態勢が敷かれ、イベント中止か!?と思われた。その時!”
”双星が動いた!!!どこからかドラゴンを連れてきて強力なブレスで魔物を沈黙させた。”
”もちろんその土地は双星の開発地へ。”
”双星に賭けていた人々は広場で勝利の大パーティを催した。”
”私も参加しました!いやぁ儲けました!”
”みんなが楽しむ中、ある問題が発生した。そのため王宮では緊急会議が行われるほど。”
”それは・・ある個人が半分を超える土地を開発してしまったのだ!”
”今回の開発イベントの対象となった土地は、A国の2割強の国土にも及ぶ。”
”その半分以上が個人の物となる。つまり全国土の1割以上が個人所有になった。”
”もちろんA国所属の土地の管理者という意味で、独立国家という意味ではないのだが・・”
”そこから得られるお金はとんでもない額になるだろう。”
”そしてなにより、どの貴族よりも広大な土地の所有となる。”
”王族を除けば、この国で最も力を持つと言ってもよい。”
”その者は他の追随を許さぬ速さで開発を行った。”
”そこに魔物がいようが毒の沼があろうがスピード開発。”
”次々と広場へ開発完了の報せが届き、国民の話題をかっさらっていった。”
”・・が、何者なのか判明した瞬間、みんなが安堵した。”
”それは、双星に仕えるメイドであった。”
”双星が外国人でなおかつ公務員であることから、開発には制限がかかっていた。”
”そのために、自分のメイドを開発の主に据えていたのだ。”
”双星が序盤動かなかったのもメイドを補佐していたため。これは双星の計画だ!とみんなが納得した。”
”中にはメイドが参加登録したのをあざとく見つけ、大金を賭けた強者もいたようだ。”
”イベントの結果、双星のメイドが国土の1割以上を所有することになり、前代未聞の大躍進であることは間違いないのだが・・”
”なぜか地味に思えてしまうのは、今までの双星が規格外すぎたからだろうか。”
”いや十分これも規格外なのだが。”
”このイベントの最中、王室より発表があった。”
”悪魔騒ぎはなにかの間違いだった。双星が運だけでこれまでの功績を積み上げたなどおかしい話だったと。”
”よって双星の国民集権は変わらず進めると宣言。これからは国民が政治に参加するようになる。”
”どの国民が政治参加するかは全国民による投票となる。だが誰に投票すればいいか?”
”そこで国民の中から高い能力を持つ者を発掘させ、また国の仕事を国民に知ってもらうため、このイベントが開催されたのだ。”
”王の優れた采配によりイベントは大成功を収めた。”
”とはいえ、このイベントで一番の成功を収めたのは、やはり双星だろう。”
”大貴族メイドを誕生させ、自身も貴族になった。”
”だが、ある王室関係者は語る。”
”「すべての土地が双星の支配下にならなかったので王様の勝利」と。”
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