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144シャメアの屋敷に潜にゅ・・突入


自分の影に案内されたのは、結構大きな屋敷。

警備厳しそう。


影「ここだ。」

双星「どうやって入るの?」

影「・・どうしよう?」

うーん困った。


影「策1:正面突破」

影「策2:強行突入」

影「策3:魚鱗の陣」

双星「それ全部突撃って意味じゃないの?」

影「そうだけど・・他に策ある?」

三人寄れば文殊の知恵って言うけど、これは怪しいレベル。

無能の集まりは無能の集まりでしかない。


双星「裏から入る?」

影「塀が高いけど登れる?」

双星「・・鋒矢ほうしの陣で行こう!」

影「小細工とか似合わないよね。」

なお鋒矢の陣も突撃するための陣形。

突撃:敵陣に突入攻撃を仕掛けること


俺たちは正面玄関へ向かった。


双星「見張りはひとりか・・」

影「中の警備は10人ほど。結構多いな。」

双星「詳しいね。」

影「お前と同じ能力」

・・そういや人の位置がわかる能力持ったままだった。


双星「話し合いとかでうまくいかないかな。」

影「向こうは警備のプロだけど・・えっと、オレの姿じゃ話し合いにならないんで・・」

真っ黒だもんなお前。

ん?つまり・・俺がやるの?

よーし!


双星「あ、あの、こんにちは。」

いやちょっと待て。なに話すかとか考えてからの方がよかったんじゃないか?

お仕事ご苦労様ですとか、気の利いたこと言った方が・・


影「(もう遅い)」

影は俺の影になっている。収納便利だ。


門番「誰だ?・・おや、双星さんじゃないですか!オレですよオレ、ファンクラブ会員NO.862番の!」

いや知らない。マジ知らない。ファンクラブとか超知らないし。

・・ちらっと聞いたことはあったけど・・現実が怖い。


門番「はは~ん、さてはここの主人がとんでもない悪人なんですね!ささ、倒しちゃってください!」

双星「・・ありがとうございます・・」

話が早くて助かるけど、どこか納得できないものがある。

こんなことありえるの!?


・・

・・・・


・・中に入って、人の位置を探知しながら進む。

相手の位置がわかっても、隠れる場所がわからないと結構大変。

見つかったら・・消される!


警備「ん?そこにいるのは誰だ!」

きゃふんっ。

例え相手の位置がわかっても、俺の性能が上がるわけじゃない・・しくしく。


影「(オレが不意打ちしてみる)」

双星「(・・頼む)」

元々の性能が俺と同じじゃプロ相手にどこまでできるかわからない。

ダークエルフさんの魔法アイテムは極力使いたくないし・・さすがに目立っちゃうのと、大怪我・・場合によっては殺しちゃうから・・


警備「・・あれ、双星さんじゃないですか!オレですよオレ、ファンクラブ会員NO.5306番の!」

さっきと同じ展開。

あと会員数・・


警備「ほほ~ん、さてはここの主人がとんでもない極悪人なんですね!うわあリアル双星を見られちゃう?オレこの仕事やっててよかった。」

俺(不審者)を野放しにしていたら、仕事やってたことにならないけど・・


警備「あ、屋敷の主人はこっちです!案内します!」

もしこれが罠で、案内先が牢屋だったらたいした演技だと思う。

・・なんてことにはならず、普通に案内された。


主人「な、なんだ突然入ってきおって!・・お、お前は双星!」

影「よっと。こいつがオレを召喚したやつな。」

あ、影が俺の影から出てきた。


警備「すげー、双星の新スキルだ!会誌に載せなきゃ。」

俺のじゃないんだけどなぁ。

・・会誌?


主人「お、お前はうちで雇った警備員だろう!早く不審者を取り押さえろ!」

警備「かしこまりました!」

警備員は、屋敷の主人を取り押さえた。


警備「みんなに自慢ができる♪最高だぜ!」

主人「うおおい!!!」

影「手強い相手だった。」

んー、俺の影だけど、やっぱり性格は違う気がする。

どちらかというか、馬とか壁とかあっち側っぽいな。


壁「呼んだ?」

呼んでません。


天井「呼んだ?」

呼んでません。


宇宙人「呼んだ?」

呼んでいません!


屋敷の主人がシャメアだという証拠物件「呼んだ?」

呼んで・・あれ?


・・

・・・・


”シャメア逮捕”


”昨日、双星が突如警察大臣の所へ行き、光の速さで拘束するという一幕があった。”

”その後の調べでシャメアだと判明し、逮捕となった。”


”現場に居合わせた者たちは語る”

”門番「そ、双星が現れたと思ったら、なにもかも終わってた。」”

”警備「双星を見た瞬間、オレの体が勝手にシャメアを捕まえてた。」”

”農家「オラ見ただ。東の空からふたりの双星が現れ警察大臣の屋敷を指差すのを!」”


”双星はどこから警察大臣がシャメアだという情報を得ていたのか?”

”本人に取材したところ、驚くべき答えが返って来た。”


”「シャメアは全員判明している」”


”これは・・もはやシャメア壊滅は必至と言っていいのではないだろうか。”

”だがシャメアがこのまま座して壊滅を待つのか?”

”双星に今までの激運はないのだ。シャメアがとるべき道はひとつではないか?”


・・

・・・・


国王「だ、ダメだ・・双星の計画通りじゃないか!激運は無くなったのだろう?」

?「そのはずですが・・C国はともかく、ヒミカ殿が嘘を言うなどありえません。」

?「またか!お前らが無能なのはいいが、うちを巻き込むな!また部数が・・」

?「帰る。」

国王「ままま待ってくれ!B国は助けてくれないのか?双星が健在なのはお互い損だろう?な?」

?「B国の見解を言おう。かつてあの力にB国は苦しめられた。生半可な策で傷を負うつもりはない。」

?「あの力?やはりB国は双星を知っているのか?」

?「双星は知らなかった。じゃ、帰る。」

男は帰っていった。


?「王!やはりB国は信用できません。どうでしょう、この際ですから全ての責任をB国に押し付けてしまうのは。」

?「それだ!早速記事を作るか。」

国王「い、いかん!B国を怒らせるようなマネは許さんぞ!」

?「またですか?」

?「(無能王・・)」

国王「と、とにかくもうシャメアに期待するしかない。このままでは双星がどんな手にでるか・・」


・・

・・・・


モブ「オレの言った通りだったな(ドヤっ)」

モブ「マジかよ・・」

モブ「いつ調べたんだよ双星・・」

モブ「てか前は生霊だろ?もうなんでもありか。」

モブ「待って!もしかしてモブの予想が当たったんじゃなくて、双星が予想に合わせて動いたんじゃない?」

モブ「え?」

モブ「そっちか!」

モブ「高度すぎるだろ!」

モブ「じゃあオレたちも予想しようぜ!」

モブ「オレに恋人ができる!」

モブ「お金持ちになりたい!」

モブ「それ予想じゃなくて願望って言うんだぞ。」

モブ「じゃあじゃあ、双星とシャメアが手を組む!」


・・

・・・・


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