138調査開始!
王様に呼び出された。
なんだろう?もしかして・・馬の世話係をクビとか!?
強運が無くなって、これから不運ばかり舞い込んじゃうの?いやー。
国王「おお双星よ、C国では大変だったようだな。」
双星「は、はい。それで、何の用でしょうか?」
国王「ははは性急だな。仕事熱心なのはいいが休むことも大事だぞ。」
双星「は、はい。」
国王「だが望むなら用件を話そうではないか・・お主はシャメアを知っているか?」
双星「シャメア・・つい先日シャメアによる事件がありまして、そのとき知りました。」
国王「やつはいつから活動していたのかもわかっておらぬ。20年前には既にいた。」
20年前から・・なら年齢は40以上かな?
でも5歳の暗殺者の話を聞いたこともあるからなぁ・・噂でだけど。
双星「そんなに昔からなのに、正体を誰も知らないんですよね。」
国王「そうだ。ありえないことだが、そのありえないことが起こっている。もうどうすればよいかと・・」
おや、嫌な予感。
シャメアを逮捕しろ~とか言うのかな?
国王「だがこの国には犯罪者キラーがいる。そう、双星お主だ!」
予想通り。強運健在♪
・・間違いなく不運だ。そんな相手どうしろっちゅーんや。
双星「あの、正体不明な相手なんですよね?」
国王「そうだ。」
双星「手がかりとかは・・?」
国王「ははは、あればいいんだがな。」
双星「いくらなんでもとっかかりも無ければどうしようも・・」
国王「ではとっかかりが見つかったら頼むぞ。期待しているからな!ははははは。」
えっと・・とりあえずなにもしなくていいのかな?
いや、できる限りのことはしておこう。例え強運が無くても。
・・
・・・・
仕事の合間にシャメアの資料を調べる。
警察署で資料を頼んだら、すぐ資料室に案内してくれた。
王様が手を回してくれたのかな。期待されてるってことか・・でも俺の強運はもう・・
婦警「双星さんですよね?シャメアとの対決期待しています!」
双星「いやーみなさんが逮捕できないのに俺なんかがどうすればって感じですよ。」
婦警「えーでも、何度も事件解決しているじゃないですか。」
そうだっけ?
婦警「人肉事件とか。」
・・あ、なんか覚えある。
婦警「テロ事件とか。」
それも覚えてる。なんか記事にされたっけ。
婦警「籠城事件とか。」
・・・・あったっけ?
いや・・なにもしていないのに俺が解決したことにされたような。
婦警「シャメアとの対決もこーんな立派な記事にされていますよ♪」
記事?
”双星、伝説の殺人鬼へ挑戦!”
記事は・・東西南北新聞さん。これは捏造の予感。
”つい先日、シャメアによる殺人がまた起きた。”
”残忍な殺人で、いつもと同じ「悪しき者に天罰を」の文字が残されていた。”
”これに対し、ついに我らの双星が立ち上がった!”
”「悪しき者に滅びをというならシャメアよ、お前こそ滅ばなければならない。」”
”そう言い、シャメアとの全面対決を宣言した!”
”シャメアは少なくとも20年前には殺人を開始していた伝説の殺人鬼。”
”双星はシャメアに勝てるのか?”
”不安に思う私たちをよそに、双星は強気だ。”
”「いつでも俺を殺しに来い。だがそのときシャメアの終わりが始まる。」”
”なんと頼もしいのだろうか。”
”伝説は今、終わりを遂げようとしている。”
”双星の手によって。”
・・俺さ、インタビュー受けてないんだけど。
ここに書かれている双星って誰だよ!
婦警「双星さんって記事の中だとちょっと怖いなって思ってたんですが、実際はすごく優しそうな方なんですね。」
双星「そ、そう?」
婦警「付き合ってる方っているんですか?」
双星「いや特には~」
婦警「だったら・・立候補しちゃおうかな♪二面性のある男の人って魅力的です。」
えーどうしよっかなー。
記事も悪いことばかりじゃないな!
東西南北新聞か・・定期購読も考えないと。
・・
・・・・




