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126最終決戦・・の前


双星「ただいま戻りました。えっと・・まぁ協力してくれるそうです。」

将軍「さすがだな!それにしても驚いたぞ。A国では大活躍だそうだな。」

双星「ふぇ?」

そうなの?


副官「賞金100億の武闘大会なんてこの国でも有名だからな。まさか優勝者とは。」

双星「あー。」

そういや忘れてた。


同志「聞いたぞ。偶然に見せかけて計画通りに事を進めるらしいなあ!」

こ、これが・・デマの拡散!


デマ「拡散大好き!」

拡散「デマ大好き!」

お前らが相思相愛とかやめてください。


ジェノア「頼もしいじゃないか。なによりこれで・・クソ政府をぶっ潰せる。」

将軍「それなんだが・・もう少し政府軍を寝返らせたいのだ。それまで待ってもらえないか?」

同志「はあ?敵はみんなぶっ殺せばいいだろう!」

ジェノア「・・わかった。」

同志「ジェノア様!?」

ジェノア「いつでも攻め込めるよう準備を頼むぞ。」

同志「は、はい!お任せください!」

同志さんは部屋から出て行った。


ジェノア「すまないな。性格以外はいい奴なんだ。」

そうなんだ・・んん?


ジェノア「人数的にまず負けないだろう・・ようやく長かった革命も終わる。」

将軍「ジェノア殿は革命初期からのメンバーでしたな。」

ジェノア「ああ。最初は大変だった・・だがようやく終わる。」

インスペクター「革命が終わってからの方が大変ですよ。戦後処理に失敗したら、今度はこちらが革命起こされますから。」

将軍「かー、たまらんのぉ。」

ジェノア「バカバカしい、権力とは無縁のところにいるさ・・ああそうだ、双星の案でいいだろ。」

双星「え?」

えっと・・ああ、先輩のあれか。


将軍「ほほう、既に内戦後の予定が決まっていたか。」

双星「そ、そんな大したものじゃ・・」

ジェノア「はい、双星の発表会始まり始まり。拍手~」

将軍「ぱちぱちぱち。」

副官「パチパチパチ。」

ダークエルフ「パチパチパチ。」

インスペクター「パチパチパチ。」

メイド「ぱちぱちぱち。」

ご、強引だ・・注目されるの苦手・・


双星「えーでは・・」

俺は、先輩のアイデアに自分のアイデアと、あとジェノアさんところで話した内容を加えて発表した。

知り合い相手だと恥ずかしい><


メイド「ぱちぱちぱち。」

インスペクター「・・パチパチパチ。」

ジェノア「この間のを追加したんだな。」

ダークエルフ「・・パチパチパチ。」

副官「・・将軍、これでは足りませんよね。」

将軍「お前も気付いたか。」

双星「あああ、まずかったですか?」

ダメだしタイムかな。


将軍「いや全然まずくない。だがそれでは途中までなのだ。」

途中?


将軍「権力に固執するのは組織ではなく人、人の心を治さねばならん。」

双星「???だ、誰か説明をお願いします。」

副官「では僭越ながら私が。」

副官「権力に固執し悪を成した者がいたとして、その組織を解散したり、問題ある人を解雇できるのが双星殿の案です。」

双星「はい。」

副官「では組織を解散させられたり、解雇させられた人はその後どうするでしょうか?」

副官「”これからは国に忠誠を誓って貢献しよう!”となるでしょうか?」

双星「・・逆に恨みそう。」

副官「はい。つまり双星殿の案では、権力を奪うだけで、反社会的な人が野放しになるという問題が残ります。」

副官「その者たちは、場所を変え名を変え機会があれば反社会的な行動を繰り返すでしょう。」

難しいなぁ。


副官「将軍の、権力に固執するのは組織ではなく人・・というのはそういうことです。」

将軍「総理も悩んでおられた。なんとかしたくとも、権限がないと。」

双星「総理・・総理大臣?」

あれ?総理大臣って・・


将軍「言うほど総理には権力などないのだ。法律とて政治家の賛同が必要となる。」

将軍「そこで総理は懐柔策をとった。表向きは奴らの権力を認めながら、徐々に規制を設けて権力を低下させていく。」

将軍「だが権力にしがみつく者どもは多い。一度にやれば一気に反抗されてしまう。少しずつ少しずつやらなければならなかった。」

将軍「・・すべて遅かったのだ。総理の苦悩を理解しない者たちは、総理を売国奴だの金持ちの味方だの言って革命なんぞを起こしてしまった。」

ジェノア「・・」

将軍「致し方ない。昔から長く続いた権力の私物化は、時間をかけて修正など言ってられないほどひどいものだったのだ・・」

将軍「せめてあと10年・・総理が早く生まれていれば・・」

ん?


双星「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。俺たちの戦う相手って政府軍ですよね?そのトップって総理大臣じゃないんですか?」

将軍「もちろん総理だ。」

双星「でも将軍の話では、総理大臣こそこの国の問題に取り組もうとしてたように聞こえるんですが。」

将軍「その通りだ。」

将軍「総理とは古くからの知り合いでな、お互いよく相談し合っていた・・軍人が政治に口出しするなと新聞に叩かれるまではな・・」

ん?ん?


双星「あれ?なんか総理大臣って味方側っぽいんですけど・・」

将軍「立場が違うだけだ。だが最早総理のやり方では遅すぎたのだ・・」

双星「せ、説得して総理大臣にも協力してもらいましょうよ。本当に戦うべき相手は別のような気がするんですけど。」

ジェノア「双星、これは儀式だ。革命軍が今のルールを変えるには、政府を倒す儀式が必要だ。」

将軍「その通り。総理は国民によって選ばれた代表だ。」

将軍「もし説得して総理をこちら側へ引き込んだら・・総理は国民を裏切ることになってしまう。」

双星「そんな・・」

将軍「・・だが、総理は愚かではない。ここまで革命軍が大きくなったとわかれば、降伏を受け入れてくれよう。」

双星「降伏は国民を裏切ることにはならないんですか?」

将軍「戦う兵士も国民だ。負けるとわかってて戦えば国民(兵士)を無意味に傷つけることになる。あとは報道する側次第だな!」

報道する側次第・・怖い言葉だ。


ジェノア「おい。」

将軍「なにかな?」

ジェノア「俺は権力にしがみつき好き勝手する奴らを野放しにする気はない。」

ジェノア「そんな奴らは一生日の目を見られないようにしてやる。」

将軍「では双星殿の案に追加だな。もっとも、国民がそれを望むかな?」

ジェノア「望まなければ、また同じことが繰り返されるだけだ。」

将軍「そうだな。」

うーん、先輩の案がどんどん改良されていく。

ま、いっか!


双星「ところで・・ダークエルフさんやインスペクターさんは大人しいですね。全然喋ってないじゃないですか。」

ダークエルフ「他国のことに口出しするのは極力控えているつもり。」

インスペクター「同じく。」

みんな真面目だ。

もう少しくだけてもいいと思うよ。


・・

・・・・


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