114【無事解決・・おや?】
国王「よくやった!魔王すら倒すとは、我が国は歴代最強ではないか!!」
国王「今なら世界征服も・・」
物騒だ。
国王「さあパーティの始まりだ!魔王を倒した勇者たちよ、今日はお前たちが主役だ!」
土門将軍「実際のところ、魔王を倒したのは双星殿だがな。」
インスペクター「よいではありませんか。楽しく騒ぎましょう!」
ヒミカ「・・ミルカ殿はどうした?」
トイレかな?・・あ!
双星「もしかしてC国に帰った!?」
土門将軍「なぜだ?」
双星「前に魔王を退けたとき、C国の人はパーティに参加できないからってすぐ帰ったんですよ!」
ヒミカ「どうあろうと敵国だからな。敵を城内へ入れる許可はでないだろう。」
というか魔王のところへ行く前にミルカさん城内入ったような・・?
双星「変なとこストイックですよね。初めて会ったときと雰囲気だいぶ違いますよ。」
ヒミカ「お前を見ているとおかしくもなるさ。」
どういう意味?
インスペクター「すぐ追いかけましょう!彼女だけ仲間はずれにしてはいけない!!」
ヒミカ「ああ。」
土門将軍「家に帰るまで、儂らの冒険は終わらぬからな!ひとりも欠けてはならぬぞ。」
ダークエルフ「本人の好きにさせればよいだろうに。」
メイド「まぁまぁ、みんなで行きましょう。」
俺たちは、ミルカさんを捜しに向かった。
国王「・・あれ?主役は?」
残った人たちで、ただの飲み会やっててください。
・・
・・・・
土門将軍「ミルカ殿!!!」
ミルカ「・・お前らか。なにか用か?」
土門将軍「戻ってパーティとしゃれこもう。お主にはその権利がある。」
ミルカ「必要ない。あたしは忙しいんだ。」
インスペクター「どんな戦士でも休息も必要ですよ。なに、文句言うようなやつは私がボッコボコにしますから。」
ミルカ「あたしを守ってくれるのか?だがお前の婚約者はどう思うかな?」
インスペクターさんが目を見開いてヒミカさんを見た。
ヒミカ「別に構わん。」
インスペクター「ヒミカ殿。」
ヒミカ「親が決めた婚約などいつでも破棄できる。」
インスペクター「ヒミカ殿~」
インスペクターさん・・尻に敷かれるの決定か・・
双星「えーと、A国の内部情報を収集するつもりでパーティに参加するとか。」
ミルカ「興味ないな。A国など。」
ヒミカ「なんだと!?」
あ、ヒミカさんがちょっと機嫌悪くなった。
ミルカ「どれだけお前らが優秀でも、王が無能ではな。」
土門将軍「く、なにも言い返せない!」
インスペクター「的確な分析・・」
ヒミカ「・・そんな風に思っていたのかふたりとも・・」
ダークエルフ「以前攻めるのに失敗したでしょ。興味ないとは言いすぎじゃない?」
ミルカ「我が王は一切気にしておられなかった。いや、むしろ喜んでいたほどだ。」
双星「あー、あの古代種だっけ?退治できたから?」
ミルカ「双星」
双星「はい。」
ミルカ「王はお前に執心だ。また呼ぶらしいからそのつもりでいろ。」
えっと・・また王位とかの話をするの?
もうお腹いっぱいだよ。
結局、ミルカさんはそのまま帰った。
土門将軍「仕方ない、儂らだけでもパーティに出るとしよう。」
双星「でも・・ミルカさんに申し訳ないなぁ。俺たちだけ楽しむことになっちゃう・・」
ダークエルフ「本人が望んだことだ。向こうは向こうの論理があり、私たちには私たちの論理がある。」
ヒミカ「さすがにパーティのメインが全員いないとみんな不安がるぞ。クーデターを疑われるレベルだ。」
双星「ふぁ?」
それは怖い。
・・く、ここはパーティに参加しておこう。
それにしても・・パーティ会場は厚化粧の人ばっかり。仮面パーティみたい。
・・
・・・・
C国。
ミルカ「報告書です。」
国王「ご苦労・・・・うむ、よくできている。」
ミルカ「肝心の双星については伝聞も混ざっていますが。」
国王「よい。ところで、怪しい素振りをする者はいなかったか?」
ミルカ「仰ってる意味がわかりませんが・・」
国王「例えば・・戦わないのに双星の近くにいる者とか、な。」
ミルカ「そういえば、メイドがついて来ましたが・・」
国王「ふむ、メイドか・・いや違うな。ブラウンのときに救護として参加していると聞いた。」
ミルカ「他は皆戦いましたが・・なにを気にされているのですか?」
国王「・・ワシはもう歳だ。ずっとひとりで調べてきたが・・お前に託さなければならぬかもな・・」
王は目を閉じ・・涙を流した。
国王「いずれ話そう。倒すべき敵がいることを・・だが今は待ってくれ。」
ミルカ「・・はい。」
復讐の時は近い。やつが双星に力を与えている。
だが・・ワシの体(寿命)が持つかどうか・・
・・
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