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111道中


土門将軍をリーダーとして、ヒミカさん、インスペクターさん、ミルカさん。

ダークエルフさんに声をかけて、それと俺。

メイドさんもついてきた。総勢7名。


メイド「何事もなくここまでこれましたね。はいミルクココアです。」

魔族たちの目をかいくぐりながらこっそり魔族領を進み、今は野営をしている。


土門将軍「少人数には少人数のやり方がある。明日には魔王の城に辿り着くだろう。」

ミルカ「魔王か・・できれば二度と戦いたくない相手だ。」

ヒミカ「不謹慎かもしれんが、私は一度くらい戦ってみたいものだ。」

ミルカ「以前戦った古代種がかわいく見えるぞ。」

ヒミカ「それは楽しみだ。」

双星「あんなのと戦ってもいいことありませんよ。」

ヒミカ「いいことか・・強大な相手と対峙することで自分の小ささを自覚できる。人はすぐ調子づくからな。」

命懸けで得られるのがそれ?

女子中学生と談笑できるなら命懸けてもいいけどさ・・


インスペクター「魔王が封印されたままで再封印できれば安心安全に任務クリア。魔王が復活していれば戦えてラッキー、どちらに転んでも損はないですね。」

ヒミカ「インス、お前もか?」

インスペクター「強者がいれば誰だって戦ってみたいでしょう。」

ヒミカ「ふふっ。」

インスペクター「にやっ。」

俺は戦いたくないなぁ。

ふたりはお似合いだと思います!


双星「いいんですかこんなこと言ってますが。」

土門将軍「任務第一だ。それがわかっていればいい。」

インスペクター「わかっております。」

ヒミカ「わくわく。」

おや、わかっていない人がいますねぇ・・


双星「ええと、ダークエルフさんは・・」

魔法アイテムの手入れをしている。


ダークエルフ「魔王相手では、どれだけ準備しても十分とは言えない。」

真面目だなぁ。

こういうのは戦闘狂とは違うよね?

・・魔王が封印されたままでありますよーに!


・・

・・・・


夜明けと共に出発する。


ダークエルフ「少し寒いな。」

ヒミカ「おかしい。この辺の気候とは合わない。」

土門将軍「!?みんな注意しろ!なにかいる!」

どこだ?


?「なるほど、貴様らが人間共の精鋭といったところか。」

姿を現したのは、氷の巨人。


ファースト「我はファースト。四天王がひとり・・」

四天王?そういや以前の魔王戦もいたっけ。

四天王か・・かっこいいよなぁ。

俺たちもチーム名とか欲しい。

7人いるから・・セブンスター・・うん、たばこっぽい。

ならレインボーで。青色好き♪


土門将軍「やはり見つかっていたか。」

ファースト「魔王様はもうすぐ復活なされる。貴様らはここで果てるのだ。」

魔王だけでも厄介そうなのに、こんなのまで相手しないといけないのか。


ミルカ「魔王が復活されては厄介だな・・ここはあたしが受け持つ、お前らは先に行け。」

双星「ひとりでこんなのを相手にする気なの?」

ミルカ「楽しみだ。」

おや、ここにも戦闘狂が?


ミルカ「殆どA国のパーティだしな。あたしがいない方が連携とれるだろう。」

土門将軍「ミルカ殿、無理はしないように。」

ミルカ「厄介な方を任してすみません。」

厄介な方?あ、魔王か!


土門将軍「よし、我らは先へ進むぞ!」

ファースト「そうはさせるか!!!」

ミルカ「おっと、あんたの相手はあたしだよ!!!!!」

ミルカさん・・ご無事で。


・・

・・・・


パーティが6人になってしまった。

パーティ名考え直さなきゃ。

シックスセンス・・超能力パーティ!


?「ふふ、ここは通しませんよ。」

敵?

現れたのは・・エルフの女性だった。


セカンド「私は四天王がひとり。風のセカンド。」

するってーと、さっきのファーストさんは氷のファースト。


ダークエルフ「魔族に加担するなどエルフ族の風上にもおけぬな・・ここは私が担当しよう。」

双星「ダークエルフさん?」

ダークエルフ「殆ど人間族のパーティだし、私がいない方が連携とれるでしょう?」

あ、ミルカさんのマネだ。


ダークエルフ「双星。」

双星「はい。」

ダークエルフ「これを。」

どさどさどさ・・大量の魔法アイテムを渡された。

うん、嬉しいけど・・嬉しいけど多いよ?


双星「ダークエルフさんは魔法アイテムなくても大丈夫なの?」

ダークエルフ「魔法アイテムなど使わなくとも魔法は使える。」

それもそっか。


土門将軍「うむ、ここは彼女に任せて魔王のところへ向かうぞ!」

土門将軍「ダークエルフ殿、よろしく頼みます。」

ダークエルフ「しっかり調教しておく。」

おや、俺以外の口からエロ用語が?


?「・・」


・・

・・・・


パーティは5人になった。

パーティ名は・・ファイブディーズ!デュエルで勝負だ!


?「やれやれ、先のふたりは役に立たなかったのかのう。」

メイド「サードさんが現れたみたいですね。」

サード「な、なぜワシの名前を!?」

むしろわからない方がおかしいと思う。


土門将軍「ふむ、では年寄り同士で勝負といくか。」

土門将軍「お主らは先に行け。」

双星「土門将軍リーダーじゃないんですか?」

リーダー抜きで行くの?


土門将軍「ヒミカ、お前がリーダーとなり他の者を導いてやれ。」

ヒミカ「はっ・・土門将軍は、まだ年寄りというには早いかと。」

土門将軍「若い者に囲まれると歳を感じてな・・」

土門将軍「殆ど若者のパーティだ。儂がいない方が連携とれるだろう。」

なんだろう、みんな事前に打ち合わせでもしているの?


ヒミカ「土門将軍の気持ちを無駄にせぬよう、迅速に魔王のところへ向かうぞ!」

どんどん人数減ってきてるなぁ・・


?「・・」


・・

・・・・


パーティは4人になった。

パーティ名は四天王で・・魔族側とかぶった!

やっぱパーティ名はフォーシーズンにしよう。俺は秋担当で。


?「う・・おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

な、なんだこいつ。

地面を割って、化け物が現れた。

で、でかい・・。


メイド「フォースさん。」

メイドさんが化け物を指差す。


フォース「ぐるるるるるるる・・」

インスペクター「ここは私が!」

ヒミカ「・・勝てるのか?」

今までの魔族より強そうだよね・・。


インスペクター「だがこんな奴に手間取っていては魔王が・・」

ヒミカ「なら私も残ろうか。」

インスペクター「ヒミカ殿・・」

ヒミカ「双星、リーダー役と魔王は任せるぞ。」

双星「ヒミカさんたちも気を付けて!」

もし魔王が復活しても、みんなで戦えばきっと勝てるさ!


ヒミカ「それに、元々お前はひとりで戦う方が得意だろう。」

双星「え、ひとり?」

インスペクターさんとヒミカさんが抜けたとして、残っているのは・・俺と・・メイドさん・・

メイドさんは非戦闘キャラだから・・おや!?

やばいなにかを感じながら、魔王城へ向かった。


?「・・」


・・

・・・・


対魔王戦を想定して、少数精鋭の7人で魔王城へ向かったところまではよかったが、今は2人・・


メイド「四天王と戦っているみなさんのためにも、絶対魔王を封印しなおしましょうね。」

双星「う、うん・・」

2人のうち1人がメイドさん。もうひとりが俺。

・・魔王がまだ復活していませんよーに。


?「・・」


・・

・・・・


魔王城までは無事にこれた。みんなのおかげだな。


ゾンビ「・・」

スケルトン「・・」

アンデッド!?


メイド「あ、お久しぶりです。この間の大福好評でしたよ。」

ゾンビ「ほかほか。ほれはよかった。」

スケルトン「魔王はんにも好評だったんやであれ。」

双星「・・お知り合い?」

変わった交友関係・・いや偏見でものを見ちゃいけないな。

交友関係に変わったもなにもない。


メイド「以前来たときに知り合ったんです。とってもお料理上手なんですよ。」

ゾンビ「魔王はんに食べてもらう料理作ってまふはかい。」

スケルトン「身骨を砕いて作ってんで。」

骨まで砕いたらなにも残らなさそう。


ゾンビ「あんたら魔王はんの復活を阻止ふるために来たんやろ?ほろほろ復活ひほうやで。」

スケルトン「急ぎなはれ。まだ間に合うかわからんけど。」

双星「え、じゃあ急がないと!」

メイド「私はお役に立てそうもないので、しばらくアンデッドさんたちと一緒にいます。」

双星「あ、うん。メイドさんをよろしくお願いします。」

ゾンビ「わかったお。」

スケルトン「人間の料理おしえてくれんか?新しいレシピを仕入れたいんや。」

メイド「いいですよ。材料さえあれば。」

スケルトン「いざというときは、ワイの肉を使ってや!」

ゾンビ「骨ひかないやん。」

持ちネタ・・?

ゆっくり聞いている暇はなさそうだし、俺はひとり魔王のところへ向かった。


?「・・」


・・

・・・・


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