107邪眼の力
男「くくく・・お前も邪眼で死にたいのか?」
ヒミカさんに連れてかれた先で、目隠しをした男が現れた。
綺麗なお姉さんが手をとって誘導している。
双星「え、なんでそんな恰好を?」
変態さん?
男「いいのかあ?オレを自由にしたらみんな死ぬぞ。」
ああ邪眼か。変態仲間だと思ったのに・・いや俺は変態じゃないし!
また呪いか!
ヒミカ「今日は双星を連れて来た。」
男「・・はっ?あのうわさの!?声を聞く限りネクラな童貞っぽいんですがあ。」
超能力者かな?邪眼よりすごいんですが。
ヒミカ「誰もがそうやって騙される。お前もその程度の人間ということだ。」
男「はああ!?オレは他のやつらとは違うし!」
ヒミカ「そう強がるな。まぁ双星の前では虚勢を張ることしかできないだろうがな。」
男「ふっざけんなっ!おい目隠しを外せ!」
女「軍人を死なせたら大変なことになりますが・・」
男「双星とかいうゴミを殺すだけだ!おら早くしろ!」
女「・・かしこまりました。」
・・あれ?この流れだと俺が死ぬの?
双星「あの・・俺なにかしました・・?」
男「ひゃーははは!もう謝っても遅い!!邪眼の力を思い知るがいい!!!」
双星「挑発したのヒミカさんじゃないですかー!」
ヒミカ「挑発の乗ったのはそこの男だ。」
そうですね・・ん、だからなんだというんだ!?
男「はっ、なんだ、ただのおっさんじゃねえか!」
目隠しをとった邪眼の男とにらみ合ってしまった。
睨まれたら衰弱して死ぬんだよね?いつ?何時何分何秒後?
女「いいですねぇ・・男性同士で見つめ合う姿は。」
この人こんな時になに言ってんの!?
ヒミカ「衆道か。時として相手を想う気持ちは主君への忠誠をも超えたと聞く。」
ヒミカ「主君への忠誠を超えるなど褒められたことではないが、強い想いを蔑ろにするのもよくないな。」
ヒミカさんはどこまでも真面目だなぁ。
でも俺ピンチなんですが。
男「双星を殺したとなればオレの恐ろしさが際立っちま・・う・・?」
男の様子がおかしい。
男「な、なんだこれは・・はぁはぁ・・うぅ・・」
男の顔が真っ青になり、歯をガチガチ震わせている。
女「そんな・・邪眼が通じなかった?」
双星「なにもしてないよ。本当だよ。」
ヒミカ「・・」
男「死にたくない・・助け・・て・・」
男は倒れ、意識を失った。
ヒミカ「用事は済んだ。帰るぞ。」
双星「この人は!?」
ヒミカ「手遅れだ。お前にちょっかい出したのが悪い。」
双星「俺をここに連れて来たのはヒミカさんなんですが。」
ヒミカ「そうだな。では私が悪者になろう。」
いやそういうつもりじゃ・・でも、どうなっているの?
・・
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