105【猿の手の呪い】
ヒミカ「新人の勧誘か。わかった、すぐ行こうか。」
双星「さすがヒミカさん!話がわかる!」
ヒミカ「協力すると言ったからな。それに、やる気のあるうちに契約書に名前を書かせたい。」
あ、ちょっと早まったかな?
双星「そういえば、女性兵士はまだ誕生しないの?やっぱ男の方が力があっていいとか?」
ヒミカ「隣にいる女の兵士が死んだら、男の兵士は戦意を喪失しやすいのだ。」
ヒミカ「守るべき者を失う感覚なのかもな。」
よくわかんないけど、軍の仕事って難しそう。
馬の飼育でよかった。だって馬が体調とか全部話してくれるし。
馬「かわいい牝馬がいないと体調悪くなりそう。」
引退かな。その後の人生は覚悟しとけ。
双星「軍は兵士以外でなら女性の雇用も進んでるんですよね?どんな感じですか?」
ヒミカ「特にどうということはない・・ひとつだけわからないことがあるが。」
ヒミカ「派兵する兵士たちがこぞって言うようになった。帰ってきたら経理の智子さんに告白する・・と。」
ヒミカ「だがそんな女は経理にいない。」
双星「不思議な話ですね。」
謎だ。
・・
・・・・
双星「連れて来たよー。」
ヒミカ「邪魔するぞ。」
息子「ひ、ひ、ヒミカ様がオレの部屋に!?」
ヒミカ「お主が軍への士官を望む者か?」
息子「は、はい!」
ヒミカ「軍学校を出ているそうだな。」
息子「む、昔のことですが・・あの、履歴書とかは・・」
ヒミカ「今のお前を見れば十分だ。それに、書くのも面倒だろう。」
息子「は、はい。」
そういや俺も履歴書初めて書くときは苦労したな。
どの学校にいつ入学していつ卒業したとか、いちいち覚えてなかったし。
年齢から逆算して考えたり、卒業証書捜したり。
息子「オレ、オレ、ヒミカ様のために死にます!」
ヒミカ「私のためだというなら生きろ。それが軍の務めだ。」
息子「なら死なないよう死ぬ気で働きます!」
ヒミカ「軍は国と国民を守るための組織だ。そしてお主も国民だ。自分を守ることも国民を守ることにつながる。精一杯励め。」
息子「はい!」
双星「(ねえねえ、女子高生はもういいの?)」
息子「(それよりさ、どうすればヒミカ様と結婚できるか教えて)」
知らない。
・・ヒミカさんって、婚約者いたよね?許嫁だっけ?
・・
・・・・
母親が、ヒミカさんに息子をお願いしますと頭を下げて、無事?人助けは終了した。
俺・・必要だった?初めからヒミカさんが行けばよかったな・・
全部ヒミカさんが悪い!これはもうおしおきのお時間ですよ!ムチでぺちぺちと。
ヒミカ「そうそう、こちらも双星に用があったのだ。」
双星「へ?なんですか?」
ヒミカ「王がな、魔法使いギルドに頼んでお前にかけられた猿の手の呪いがどんなものか調べてもらったそうだ。」
双星「おお!」
すっかり忘れてた。さすが王様!
というか呪いなんてあったの?
ヒミカ「下ネタ発言が増えるそうだ。」
双星「・・ん?」
ヒミカ「下ネタばかり言うようになる。」
双星「んんん?それ呪い?」
ヒミカ「王は大爆笑だったぞ。嬉々としてお前の講演会の準備に取り掛かるほど。」
双星「止めてよ!(><)大惨事になるよ!」
ヒミカ「暗い話題も多かったからな。お前が体を張って笑いをとってくれたのかと。」
双星「狙ってできることじゃないでしょ!?」
ヒミカ「そうだな。お前はいつも狙ってできないことを成し遂げる。偶然か?」
双星「エロの力です(ロリッ)」
ヒミカ「楽しい呪いでなにより。」
死んだ方がマシな呪いだああああああああああああああ
はっ、猿の手の呪いで非業の死を遂げるってこういうこと?
なんて・・恐ろしい呪いだ!
・・
・・・・




