狂った世界、狂った社会に
目が回るほど忙しい日常の中で探す
暗闇に紛れてしまった揺れるろうそくの炎
君の声が届くことのない底辺の世界で
ぐるぐる音を立てて僕を嵌める連中
街の雑踏に掻き消されて生きる意味を見失う
『この社会は何処につながるのだろうか?』
目が回り「辛い」と思っても日常の中で
生きなきゃいけないと思うことがひたすら「辛い」
「休みたい」が「現実逃避」と思われる
「手段を選ぶ」が「中途半端」で「何もできない奴」とイコール
子供には「道に迷っている人がいたら助けなさい」と教えるくせに
自分は見て見ぬふりか 間違った道を示し知らんぷりを続ける
「汚い大人にはなりたくない」という子供の考えに
「あなたはいつになっても子供のままね」と蓋をする
常に現実を見ていないのはどっちの方だろうか?
汚い社会になれた人達にとって
汚い世界に住む同族は綺麗見えるのだろうか?
僕には泥だらけでも一生懸命に生きているネズミが眩しく見える
目が回るほど忙しい日常の中で消えかかっている
希望という名の小さいけれど 確かにそこにある炎
誰かを持っているわけじゃないけど 今のままでは……
街の雑踏に掻き消されまい 自分を見失うまいともがく
苦しいのなんて当たり前 辛いのなんて当たり前 わかってる
だけど少しだけ空を見上げ 深呼吸をさせてほしい
次の一歩を 今までと同じ僕の足で進むために……
ドブネズミみたいに美しくなりたい
見た目じゃなく 心で生きていきたい