少年は平和を求める
誤字脱字が目立ったり、誤った表現があったら感想で教えていただけると助かりますm(_ _)m
ここは怪物が徘徊する世界、つまり安全な地下都市の外の世界である。
ここで少年、アスカ・マグナは戦闘を繰り広げていた。敵はクリーチャー・タイプスコーピオン。その名のとおり蠍型のクリーチャーである。
通常、トランサーは5人1チームで行動するが、アスカはトランサーではない、『エクストランサー』だ。
エクストランサーとはトランス技術をさらに強化したエクストランス技術の手術で適合した人材のことだ、エクストランサーは現在、人類にはアスカ、1人だけだ。
クリーチャーにも様々な種類があるタイプスパイダーやらタイプビートルやらエトセトラエトセトラ…。
タイプスコーピオン1体の討伐にはトランサー隊3チーム必要とされているが、アスカには関係ない。
アスカのメイン武装は『ガンレイド』と言われる刀身がレーザー、レーザーの弾丸が出る銃剣2振りである。
その銃口から発射されたレーザーの弾丸が見事タイプスコーピオンの眼に命中…と思いきやタイプスコーピオンの両腕に付いている巨大な鋏で防御された。
「加速……!」
瞬間、アスカの身体は凄まじいスピードでタイプスコーピオンに接近した。
これがエクストランサーであるアスカの特殊能力、『加速』だ。
そしてタイプスコーピオンの真上に跳躍し、もう一度、
「加速……!」
タイプスコーピオンの弱点は尻尾の付け根にある心臓だ。心臓が尻尾の付け根にある理由はタイプスコーピオンの尻尾の攻撃が凄まじいからだと言われている攻撃こそ最大の防御と言わんばかりである。
その弱点目掛けてガンレイドで斬りかかる、身体を捻り、更に斬撃の威力を高める。
そして、その斬撃はタイプスコーピオンの弱点を見事一刀両断。
タイプスコーピオンは絶命し、討伐は完了である。
アスカの耳元に女性のオペレーターの声が聞こえた、
「討伐お疲れ様。近くにクリーチャーの反応はないけど、まだ警戒はしておいてね。あ、あと誕生日おめでとう。盛大に祝わないとね!」
「別にやらなくてもいいんだが…」
「だーめ!やるって言ったらやるんだよ!」
「はぁ…はいはい。」
という会話をして、辺りを見渡す、不意に、アスカは空を見上げた。
今日は世界が滅亡しかけた日…あの災禍が起きた日はアスカの5歳の誕生日で、あれから丁度30年がたった。
今日はアスカの…15歳の誕生日である。
空を見上げたアスカの眼には、光がなかった。
5歳で30年経って15歳の誕生日?となるかもしれませんが後にわかりますので!次回に期待してください!