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別章アンドロマリウス1ー気高き王ベルゼ・バアルー
遥か昔、私がまだ悪魔で無く神であった頃、偉大なる王が地を統べていた。
名はベルゼ・バアルー最も気高く、誇り高き王。
これは王の敗北と再生の物語。
このお話は“悪魔の問題、解決します!”のお話の過去編です。
主人公はアンドマリウスになります。
かつての遠き日、私は悪魔でなく民を愛しむ神であった。
尊き父と母から生まれ、そして気高き王の元我らは民を導いた。
王の矛は荒波を殺し、王の稲妻は死を破壊する。
荒波を雨に死を糧にし、王は民に楽園を与えた。
王の妻は民に快楽と愛をもたらした。
老若男女すべての者が互いに愛しみ、喜び、敬う。
楽園の地に命が満ちた。
地には緑が宿り実りを与え、土は肥えて穀をもたらす。
民は子を生み、子は民を生む。
すべての満ち足りた王土。
我らは王と共に有った。
誇り高き王と共に。
地に落ちる王と共に。




