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リセット。新たな仕事へ

なにもしないままだと飢え死にしてしまうので仕事をする事にした


学校側には何も言わないで休むことにした


私が選んだ仕事は"情報屋"だった


沢山の人の事を調べた


結構情報というのは簡単に手に入るものだった


人に触れられたくないような出来事までわかってしまう


仕事に夢中になってからはもうすっかり初恋のお兄さんの事は忘れていた




ある日私は魔界の学校へ来ていた


勿論情報屋として情報を得るために


粗方の収穫を得る事が出来学校から出ようと歩いていたら後ろから声をかけられた


「見かけへん顔やねぇ。うちの生徒やないやろキミ」


振り返ると長い髪をポニーテールの様に縛っている男が立っていた


そういうタイプの人間なのか顔はわざとらしいくらいににっこりと笑っていて表情が読み取れない


「…迷った」


適当な返事を返すと「ふぅん」とニンマリと男は笑った


男は「ほんなら僕が送ったるわ」と言い歩き出した


仕方なしについて行きながら頭の中の記憶の本棚から一冊の本を取り出しページをめくる


(あった)


男の名前はレヴィ・オリヴィエ


第S級高等悪魔で、この学校で戦闘術講師として生徒に戦闘術のノウハウを教えているらしい


普段は面白い人らしいがその裏側は実の弟に暴力をふるい恐喝し半殺しにしていたという


生徒からの人気もぼちぼちで授業になると鬼になるとも言われている


過去には平気で裏の仕事を暇潰し程度にしていた人だ


この人に関しては謎めいたものが多かった



門までくると男は「もし今度また来るんやったら今回みたいに見つからん様にな?可愛らしいお嬢ちゃん」と言い去って行った


どうやら私の事をわかっていたらしい


(まぁ教師だし普通は生徒じゃない人がいれば予想はつくよね)


考え事をしながら男の背中を見送り学校を後にした


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