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始まり、崩れた家庭
私の家は裕福だった
生きていく上で何一つ不自由な事はなかった
それと引き換えに何一つとして面白みのない生活だった
平日は朝起きて学校へ行って帰ってきて習い事をして夜遅くまで勉強させられて。
学校が休みの日は朝起きて習い事をして習い事をして夜遅くまで勉強をしての繰り返し
何も面白くない、親の都合のいい操り人形の様に過ごしてきた
ただただツマラナイ毎日の繰り返し
父は朝早くから夜遅くまで仕事で母はお手伝いさんや私にあれをしなさいこれをしなさいとうるさく言う人だった
ツマラナイと感じてはいたけれど物心ついた時には既にこのような状況だったので特に何も思わなかった
ツマラナイと感じつついつも通りに過ごしていたある日
こんなツマラナイ生活が終わりを告げる
父の会社が事業で失敗し大赤字で大きな借金を抱えることになった
無駄に大きな家と土地は差し押さえられ、私は親と離れて暮らすことになった