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*9話*ゴーレムと山田とアイドルと奈美菜  新感覚ボーリング第四話

ピータ「お次の11投目は最強の肉体美のゴォオーレム様!!!!どうぞ゛゛」




ウィーンガシャ

ウィーンガシャ

ウィーンウィーン




おいおい肉体美ってまるっきし機械じゃないか



2メートルはありそうだ゛゛色は黒銀色!!目は赤く光

左手には散乱銃らしきものを装備している゛゛゛゛



見た目で行けば刺客候補ナンバーワンである




僕は思わず問う




「その銃何のためだ」




ジューンはすかさず



「勿論殺しの道具さぁ」





「×3つ付いたら、こいつに、殺られるのか゛゛゛゛゛゛」





クックッく





ババババババァンってね





会場に悲鳴が鳴り響く!!!!!!!!




ゴーレムが天井目掛け散乱銃を発射させたからだ゛゛゛゛




恐怖の増幅材にはこれ以上ない演出だった




そして・・・・・・




ピータ「ゴーレム様ストライク゛゛゛×は赤川奈美菜についたぁああああ゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛大ピンチの二枚目!!!!!!」





死神は笑った゛゛゛



まるで僕の動揺を掻き発てるかの様に






落ち着け・・・




落ち着け゛゛゛゛゛



動揺を見せるな゛゛ 考えるんだ!!

考えるんだ!!



優乃さんと、ゴーヤは、奈美菜を気遣う様に近付き宥める゛゛゛




今にも言い出しそうな口をしていた




助けて゛゛゛゛と







更に僕の息使いを荒くさせたのは、山田組長だった





山田「先に言っておくが、わしは、仲良しごっこはせーへんからな゛゛゛゛!!先手必勝最初に言うた通り゛゛゛ストライク取って゛゛゛敵を潰す!!!だ。」



その言葉に凪、ゴーヤが噛み付く




「ふざけんな!!!仲間のピンチにそりゃいないだろ゛゛゛゛゛゛」




極道・・・



凡人の目とはやはり違うオーラを持っていた゛゛゛゛




「其なら、あんたら二人。何万人の身代わりに今舌噛んで死ねるか!!!!!!」





ばっ゛゛゛゛




「馬鹿言うな゛゛゛そ゛゛゛そんな事」







『だったら、黙っとげやああぁあああああああああああああああああああ゛゛゛゛゛゛゛ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』






「命のやり取りちゅうのはな゛゛゛遊びじゃないんや゛゛゛゛゛解ったか若僧ぞもが゛゛゛゛゛」







山田組長の言うことは正論だ゛゛゛




先手必勝゛゛゛




今僕らの守りの仁



仮に今、赤川奈美菜の×を一つにしても、即座に敵は、赤川奈美菜に×をつけるだろう。。





そうやってガーター(死)を演出してくる




山田「ほな゛゛行くぜ!こう見えてもボーリング世代なもんでな゛゛゛ちゃっちゃっとストライク取って゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛」






ストライク?なんか引っ掛かる゛゛゛゛゛゛゛゛゛



いっ今、ストライクは不味くないか゛゛゛゛




何故!!!!なぜって順番的に゛゛゛




もし本当に山田組長がストライクをだせば、12番手アイドルは、全ピンセットポジションから始まる゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛心理的追い込みをかけるとすれば・・・意図的に一本残しや、スプリットを作ると仮定、、、いや゛゛゛゛゛゛゛゛゛確実にそうするだろう!!!!



次に13番手の奈美菜・・・×2枚の奈美菜。。今のその心境で果たして一本のピンを倒せるのか゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛




無理゛゛゛だ!!!!





今ストライク出されたら゛゛゛゛絶対まずい゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛






「山田さぁああん゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛」




今にも指から放ちそうなボーリングの玉を左手で押さえ゛゛゛゛゛゛目を剥き出した山田組長は、僕に近付き




「このボケが゛゛゛゛゛ガーターでも誘う気だったかぁ頭カチ割ったろか゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛」




即座に否定し謝罪する゛゛゛゛




落ち着け゛゛゛゛





山田組長さんを





山田さんを





山田を゛゛゛゛





こいつを゛゛゛゛゛





『僕の話術で飼い慣らしてやる』






「山田さん゛゛゛山田さんの作戦もう一度詳しく教えて頂けないでしょうか・・・」




あん゛゛゛゛と威嚇



「いやぁね。。僕反省したんです。。山田さんの作戦・・・いやその熱意を聞いて゛゛゛゛さっきの馬鹿二人への喝は凄かった」




凪゛゛馬鹿って俺か



山田組長はにやけ笑いをした




「わしに、そんな薄っぺららな、嘘は通用せん゛゛゛゛何度も修羅場越えた人間だから解るんだ゛゛゛゛゛お前の目は嘘の目だ」





少し歩いた僕は、口を少しならし゛゛゛

ふぅぅ゛゛゛



っと小さく溜め息を吐き椅子に座り、少し声の出ない笑いを笑った



可笑しかった。。。。そうその見透かされる目を演出し、まんまとこいつは゛゛゛゛そして小さく言う゛゛勿論その目を変えてね




「山田さぁん゛。赤川は、次の1投で・・・=確実に死ぬ=と思いますョ。勿論、誰のせいでもない・・・・・・。そう【貴方のせい】でもないのです。。」





凪「死ぬって汰衣゛゛゛゛゛何ふざけた事゛゛゛」



                                 『ふざけてなんかない。これまでにない位真剣だ。そして事実を言っている。もはや避けられないだろう。』

       

この言葉に綾鷹優乃さん赤川春は泣き出した



が・・・当の本人は僕をずっと見ている


その拳がはち切れてしまうんじゃないかって心配になるくらい力みながら






でっ何だ?と山田は問う





「貴方先ほど゛゛゛自分はボーリング世代だと言った・・・・・・言いましたよね?」




「あぁそうだ!!それがどうした゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛」





「僕はねぇ今までの人生で、修羅場、任侠映画みたいなシーンは味わったことはない。だけれども、IT世代の僕らは勝利の法則を知っている・・・・・・」




少しだけ目が踊りはじめた山田は動揺を隠すように飲み物を僕にぶつけ言った




「勿体ぶるなよ餓鬼がぁ」






ふん゛゛゛っとまた鼻で笑った





『いやぁね゛゛゛勿体ぶるのが趣味な物で゛゛゛゛゛゛゛』



この糞餓鬼がぁあっとボーリングの玉を高々とあげ



頭カチ割ってやる゛゛゛゛゛゛と意気揚々と迫る





僕は・・・




「僕は焦らない゛゛゛焦るのは山田さんあなたの方になるのだから・・・・・・」



わしの方゛゛゛゛どういう事や





「僕は言ったはず次で、赤川は死ぬと・・・そうあなたのストライクの後に゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛そして、敵は分析を始める。このゲーム僕らサイドでストライクを取ったのは綾鷹さんと、山田さん貴方達二人だけになる゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛必然的に狙われやすいのは、この二人。強いやつから狙うのは敵を倒す上等手段ですからね゛゛゛そして僕はさっき言った゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛赤川が死んだのは誰のせいでもない。赤川のガーター。つまり本人のせいだと・・・・・しかし」




『僕も含め少なくとも綾鷹さんと、ゴーヤはお前が殺したと認識せざるを得ない事となる。』




「よって゛゛゛今後綾鷹さんが集中攻撃されても、僕やゴーヤが、×を減らす。先に進めない敵サイドはシビレをきらし山田さんを攻撃・・・・・・でも誰も助けない。。大柳さんですら助けないでしょうね゛゛゛彼先手必勝型ですから・・・そしていずれ」




『ガーター゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛死に直結』






声のひっくり返った山田は僕に言う




「じゃあじゃじゃどうすればいんだよ゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛」





「仲間?・・・いやいや゛゛゛はっきり言いますよ。」




『僕に従うしか貴方の命はないのではないのでしょうか?そう貴方の気に障る、この僕にです。。。そして・・・幾度の死戦を抜けた貴方なら、いや・・・貴方だからこそ。。気付いているはずです。。このゲームにて、そう・・・自分の死期を悟ってらっしゃるのでは、ないのでしょうか。。』





生気の抜けた山田組長は重々しく腰を落とし、この世の終わりを見たかの表情を浮かべた・・・言葉も出ない。。そんな山田組長に、僕は この世の始まりの様な笑顔で゛゛゛゛






「なああぁんてね。。。。山田さんごめんなさい゛゛僕はワガママですよね゛゛゛自負はしてるんですよ。いや本当にただ、赤川奈美菜は・・・実は友達でして。。どうしても助けたくて。。。。それと、もう一つ・・・貴方のボーリングの腕に少しだけ嫉妬・・・してたのかもしれません。。。。本当に申し訳ありませんでした゛゛゛あのぉ・・・・因みに・・・その腕を見込みましてお聞きしたいのですが・・・スプリットを」





スプリット!!!!




「スプリットは狙って作れる物何でしょうか???」


山田組長はこの問いに以外にも直ぐに、でも細々と口を開いた


「いやぁ。そんな簡単なもんではないけんが・・・」


じゃあスプリット゛゛゛゛゛゛゛゛゛




『じゃあスプリット、ガチで狙って行きましょう゛゛゛理由は攻め要素に加え山田さんの身の安全確保重視゛゛゛゛スプリットの利点は、相手サイドのガーターの誘い及び、スペアの阻止!!ストライクに比べれば、遥かに確率減になる!!!スプリット狙いで、それが万がいちストライクになってしまっても゛゛゛゛゛それは仕方がないです゛゛゛゛その時は赤川に笑って逝ってもらうんで』




僕の作戦は








項を描くように。。。。







失敗した・・・。








いい方向に失敗したのだ







奈美菜の×が一つに減ったからだ・・・






組長の株は急上昇~



女優綾鷹さんに手を握られデレデレに





奈美菜に関しては娘を見るような目で・・・・・・








次に出てきたアイドルは、紹介入場と同時に゛愛嬌もなくゲームを遂行する・・・が、わずかに3ピン倒し止まりに終わった゛゛゛゛




その後、不安の伴わない奈美菜が、ボーリング玉を放った゛゛゛いい線は行ったかに見えたが、奇しくも2ピン残しの現実に収まった゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛




次の投手はジェネラル・・・゛゛゛゛゛゛そして二周目、×が二つの僕。。の番だ。。。。





ふと、僕の心の隙をついたかのように、傍観していた凪は言う





凪「あぁ残念・・・アイドルなのに、ボーリングでジャージは無しだよな゛゛゛生足、生腕、生乳」



チョップチョップ電撃チョップ!!!!



春「なぁに言ってるの馬鹿!!」





僕もパンチラとかパンチラとかパンチラとか




期待してたのにィいい!!!!



顔タイプだったから余計にこう






あぁあああああ





汰衣「最近のアイドルはサービスが足りィいいいん!!!!!!!!!!!!」




おお!!と言ったのは男連中




シラーっとしたのは女連中






にやぁっとしたのは死神





ジューンだった・・・

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