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*3話*汰衣と茜

【デッドゲーム】の制裁とは1日二度出される指令をクリア出来なければ、衛星から光の鉄槌が落とされるという仕組み・・・



日本攻撃の初めての的が3日前の栃木那須周辺・・・その後全国で何ヵ所か、落ちたらしい。その度に物凄い数の人間が・・・




今回は新宿僕のすぐ近くで二度目になる


栃木で離ればなれになった家族・・・家の方にも。戻ってきた来た形跡はなし。


新宿・・・



妹が埼玉からわざわざ、通っていた塾。それが何処かも解らない・・・・・・


だけど胸の痛みや単調な生活に戻れぬ恐怖から解放、または追放去れたい程

しかし言い表せなく・・・


そして誰かに



会いたくて・・・



じっとなんて、して居られなかった。






たまに行ってた明治通り沿いのスターバックスを通り少し歩いただけだけど、


唖然とした



煙が立ち込める・・・


いや゛゛゛新宿ってこんなに・・・



広かったっけ・・・



もっとこう、凝縮されたイメージだった


土地なんて大したことなくて、ただただぶっきら棒に高層ビルを並べただけかと

思っていた



いや先入観




しかし其所は、こう言うにはクリア感が足りないと思うが


仮に使わせて貰えば



【地平線の先まで焼け野原】だ



僕は唾を飲み込んだ・・・



仮に新宿がピンポイントで狙われたとして、僕は原宿にいた



「大久保方面まで完全に喰われてるな゛゛゛゛」



もし、標準が大久保方面と真逆だったら・・・





救急車なんて今では、通らない・・・



医者もほとんどが逃げ始めた゛゛゛



僕は被害者の中では運がいい



初回だったから対応も、良かったとまでは言わないが、少なくとも火傷薬は貰った。。



でも、この先もしまた、致命傷をおってしまったら・・・




遠くでバイクの音がする



近付いてくる゛゛゛



聞き慣れた音だ゛゛


凪「おぃ今回の指令だ゛゛゛俺の口からは酷じみて、とてもじゃねぇが、言えねぇからよ!!紙に書いてきた。」



封筒?



凪「まぁ参加する必要は全くねぇが・・・もう何起こるか解らねぇし。一応、目透せな゛゛゛じゃ5時には帰ってくるんだぞ。そこから11時までは寝るんだからな」



解った・・・といい僕は凪を見送った





今まで出された指令は5回




初回に関しては日本政府の真実隠蔽により、突如恐怖は訪れたが。二度目からは公開された



指令

=日本政府内閣総理大臣及び、与党野党から各十名の=


=自殺を命じる=



当然クリアならず、九州地方にて数万人が犠牲に



このような卑劣で戯醋な指令ばかりだ・・・



対デッドゲーム側の主張はこうだ


借金大国日本


この借金を全て返済させて貰った。よって快楽園新日本の立ち上げに参加してもらう・・・



お代は【命】で構いません



私達は救世主。役人共数十名さえ息絶えれば、数万人の命が助かった・・・



ツケはいずれ来る。先送りしてただけさ


さぁ目を覚ますんだ国民よ



今こそ心を無にし、デッドゲームを盛り上げてくれ!!!!



日本政府側の危機の隠蔽に続き、指令の失敗に怒り、踊らされる国民は半数以上に膨れ上がっていた。。。。





僕は・・・封筒を開けた。。。。



指令

=一人っ子政策、この世のより良いDNA存続の為、ほんの0.01割でいいんだ。兄弟姉妹・・・同士殺りあって、有能な日本を作りましょう=




「なんつう指令゛゛゛だしやがんだよ!!0.0ってか1000人に一人かよ!!畜生こっちは必死に茜探してんだぞ!!」



僕だけじゃない



離ればなれになった家族



再会して・・・再会してぇのに


その後ぁ 破壊しろっ゛゛


って誰がいう!!!



くそぉ



「くそぉ゛゛゛゛」



その場に座り込んだ僕は泣きじゃくり、どれ位時間が過ぎただろう



・・・でも、きっと長く感じて居るだけでたいした時間じゃないだろう



不意に遠くから悲鳴が聴こえた


よく耳を済ますと



あちこちからだ!!!!



「誰かぁ助け゛゛゛助けて゛゛゛゛」



茜! のコエ



茜゛゛゛茜なのかぁ!!!!




目を細めると、ナイフを持った女が゛゛その子を追いかけていた゛゛゛゛



「てめぇが死ねばいんだよ゛゛゛餓鬼がちょっと頭いいからって、ちやほやされあがって、私だって頑張って大学入ったんだからね!!!」



茜・・・違う



声、背格好は似てるがその子は・・・妹ではなかった



「お姉ちゃん。ねぇおぉ落ち着いてさぁ。ねぇ・・・」



うるせぃ゛゛゛おおおおおぁああああああぃいいいいあああああ!!!!!!



地から這いずる様に響く゛゛゛゛




てめぇも、私も゛゛゛あの辺で見てるおっさんも゛゛゛彼奴もこいつも゛゛!!!!!!どいつもこいつも 焼かれちまうんだよ゛゛゛



この新宿みたいにな ゛゛゛希望の『ぼ』の字も見えてこねぇ

生きてて・・・何が楽しいんだァアアああああ!!




やめろ・・・




僕は地に足をつけ踏ん張って


足をツネリ声を張った゛゛゛゛゛゛゛



『やめろォオオオオオオオオオオオオオオ゛゛゛オオオオオオオオオオ!!!!!!』




「ハァ~ハァハァウグっ僕はなぁ。今、生き別れたなぁハァ~ハァ妹探してるんだ!!!!!!お前ら姉妹なんだろ!!近くに゛゛゛゛こんな近くに゛゛いるんだろ!あぁあああるさ!!                      僕だって妹が嫌いだった時もある゛゛゛゛あいつだってきっと!!きぃ嫌いかも知れない・・・                     でも、そうじゃないかも知れないハァ~               ハァそれ位の゛゛゛希ボウをさ、

もっちゃ・・・                           希望もっちゃいけねぇえのかよオオオオオオオ!!!!出てこいデッドゲーム側の人間!!!!!!!!!!!殺しのエキスパートだかエスパーだか知らねぇけどな゛゛゛六人゛゛゛゛゛きっちり捕まえてやるからな゛゛早くかかってこいやああああ!」


ザザ・・・ジューンさん殺りますか・・・ザザ




ジューン「待て待て・・・お前ら今、いったら返り討ちになっちゃうかもよん。ってHEYJohnnyって読んでくれよぉお」



ザザ・・・失礼しましたJohnny殿


しかし我々はプロ・・・まさかあんな子供に・・・



ジューン「黙り犬゛゛゛゛いつから口答えするようになっちゃったん?おぉ薬足りてんのぉお??」


ザザ・・・すっすみませんジューンさん



ジューン「・・・・・・まぁ良いわ。彼の目、見てみなさいささいだポンデポー」



目ですか(;´д`)




『あれは死に行く“目”じゃない』




ジューン「そうそう・・・某アイドル公演・・・今晩予定通りおこなってぇね。日本のこの文化はだいすき!!分割払いは大嫌い!!!!いっやっほい」







叫んだのはいいが



「叫び散らかした・・・が正しく当てはまる表現かしら」



グサッ゛゛゛




「まぁ良いわ・・・私。どうにかしてた・・・妹殺してまで生き延びようなんて。。最低よね・・・」




「いや・・・僕の方こそ言い過ぎた・・・ごめん」



「いやいや正確には私に罵倒染みた言葉は無かったわ・・・なんか勝手に熱くるしくなった感じ?」


グサッ



「酷いなぁさっきから名前は?あっ僕多野間って言うんだ。」



「ふぅん下の名前は」



「汰衣・・・多野間汰衣15歳・・・君達は?」



「15歳!!ふけてんなぁ゛゛゛私は赤川春19大学一年・・・妹が奈美菜ちょっと離れてて13歳」



13歳・・・茜と同じ



「おねぇちゃん゛゛゛゛おねぇちゃん゛゛゛゛怖かった会いたかったおねぇちゃん゛゛゛゛゛」



赤川奈美菜は


赤川春の胸に飛び込んだ・・・



姉妹とはやっぱり絆があるんだ・・・



こんな指令の紙切れ一つじゃ壊せない゛゛゛゛



壊されて堪るものか!!僕は決めた゛゛゛



このデッドゲーム゛゛゛゛参加してやる


六人の刺客の打破゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛


絶対に゛゛゛みんなを守る



この子達だって、この子達の様に僕らだっていつか・・・




ジューン「否・・・」






ギャァアアアあああああああああああああああああああああああああああ!!



僕は振り返る゛゛゛




小さな体の奈美菜



赤川奈美菜・・・が まるで薔薇をちぎったかの様に、頭から血を流していた゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛


流していた・・・いや違う。よくよく見ると・・・



血に纏われてしまっていた・・・



目が飛び出しそうだった



奈美菜のおねぇちゃんって声が何処までも何処までも何処までも聞こえたが!



僕は辺りを見回し!!!見つけた



「いた゛゛゛゛゛デッドの刺客がああああああああああああああああああああ何をした!!!!」


慌てた僕は足を滑らせ転び偶然にも


春のナイフを拾い走った゛゛゛゛゛゛゛


夢中で走った゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛


その後の事はよく覚えていない・・・








ジューンはクックックと奇妙な声をだした





『だから忠告したんだよ。わたくしのハニークックック・・・その少年の目はね=死に行く“目”じゃないってさっ=』

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