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死にゆく心に火を灯せ!  作者: 啓上秋
5章「祭りの後、思い出す」
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46話「覚悟」

「じゃあ俺達はこれで」


連絡先を一応交換し、新聞部を去る。


「はい!高校で待ってますからね!私の後輩さん達!」


「またね先輩!」


「ありがとうございました、先輩!」


色々この高校を見たが先輩の言ってた事からヒントを貰えた気がする、何よりいい先輩だったし、ここに通いたいと心から思えた。


やっぱり父さんが選んだ高校に間違いはなかったな。


「…………先輩か、あの二人にそう呼ばれるとなんか恥ずかしい……」


――高校を出て駅に向かう。


電車に乗り、自分たちの街に帰ってきた。


「じゃあ公園で話をしようか……」


「……そうだな」


やはり美古都さんは少し緊張しているようだった。


「えっ!」


美古都さんと手を繋ぐ。


「これで、緊張しないだろ?」


「分かってたんだ……その……ありがと……」


そうしてそのまま公園に向かう。


その道中、俺は思考を整理していた。


緑沢さんがあの絵本から感じ取ったこと、視点を変えて見る……。

今の俺達の状況も視点を変えたら打破できるのだろうか?


生きる意味を探す……。


これは俺が美古都さんに頼まれたことだ、そしてその最中俺は美古都さんに恋をしてしまった。

そして少し前美古都さんは俺に愛を囁いたが結局美古都さんは俺のことが好きなのだろうか?

もしも好きならばこの日常こそが俺達の生きる意味なのではないだろうかと視点を変えて考えてみたが……。

分からない、だけど美古都さんを他の男に取られるくらいなら……。

自惚れかもしれない、自意識過剰かもしれない、関係が壊れるかもしれない、だけど状況を動かす為にも前に進む為にも、何より彼女の気持ちを確認したい、だから俺は、今日この後美古都さんに告白する。


「着いた!」


「もう大丈夫だよ!手を離してもらっても!」


「分かった」


手を離す。


そうして美古都さんは公園のブランコのに座る。


「京屋も座って」


美古都さんの隣のブランコに座る。


「スーーハーー」


「……うん!」


「じゃあ話そうか、私達の始まりを」

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