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死にゆく心に火を灯せ!  作者: 啓上秋
5章「祭りの後、思い出す」
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44話「メイド喫茶」

「よし!メイド喫茶に並ぶよ!」


「……そうだな」


「え?何?その間は……」


「いや、メイド喫茶ってことは可愛い女の子が沢山居るから、美古都さん嫉妬するんじゃないかって……」


「もう!反省したから!……なるべく私以外の女の子見ないでね?」


「難しいけど……やってみるよ」


「別に無理しなくていいからね……!」


「分かったよ美古都さん」


そうしてメイド喫茶に並び、順番が来た。


「お帰りなさいませ!ご主人様!お嬢様!」


店に入るとさっそくメイドさんが出迎えてくれた。


「本日ご主人様方のメイドを担当いたします、緑沢華音みどりざわ かのんです!」


自己紹介が終わり、緑沢さんは席に案内してくれた。


「こちらがメニューになります!」


「さ!京屋何にする?」


「そうだな……とりあえず桃ジュースで」


「じゃあ私もそれで!」


「……失礼ながら、お二人はカップルで?」


「『え!?』」


「えーと……そう……みたいな……?」


「美古都さん!?」


「いいじゃん!私達パートナーだしね?」


「……まあ、良いけど……」


「ふむふむ、なら!オムライスなんていかがですか?」


「オムライス?」


「はい!こちらケチャップで何かを描くサービスがありまして、それで二人のラブラブカップルをイメージした絵を描かせていただきます!」


「いや……その……カップルでは――」


「はい!それ頼みます!」


「かしこまりました!少々お待ちください!」


そうして緑沢さんは下がって行った。


「本当に頼んでよかったのか?」


「うん!……京屋は嫌……?」


「そんなことないよ、ただ美古都さんは大丈夫なのかな……って」


「さっきも言ったでしょ!私達パートナー何だから嫌なわけないじゃん」


「そうだな、俺の気にしすぎだった」


そんな話をしていると桃ジュースが運ばれてきた。


「お待たせしました!桃ジュース2つです!」


「『ありがとうございます』」


「ところで!ご主人様方のお名前も教えてほしいです!」


「えーと……日々木野京屋です」


「生街美古都だよ!」


「!?……その名前って!あっ!いい名前ですね!」


「?別に私達の前では無理に演技しなくてもいいよ!」


「いいえ!せっかく私にメイド役を任せてくれた子達に顔向けできないから、ちゃんとやります!」


「そっか!頑張ってるんだね!」


「そうなんです!」


緑沢さんが声をかけられる。


「あっ!オムライスできたみたいなんで、配膳しますね!」


そうして緑沢さんは料理を取りに行った。


「はい!オムライスです!」


「じゃあ!ケチャップで描きますね!」


そうしてオムライスに絵を描き始めた。


「はい!出来ました!」


緑沢さんが描いたのは一つの傘に俺と美古都さんの名前を書いた絵だった。


は……はは


いや、マジか。


「ありがとう!緑沢さん!」


「えーと……ありがとうございます」


何か微妙に方向性違うくないか……。


そう思ってるのは俺だけなのか?


まあとりあえずいただくか。


オムライス一つを二人で食べ終わり、飲み物飲み干し、緑沢さんともそこそこ話したところでそろそろ店を出ることにした。


「お会計ですか?」


「お願いします」


支払いを済ませ店を出る。


「行ってらしゃいませ!」


「お二人の恋!応援してますからねーーー!!!」


何か背後で言ってるような気がしたが気にしないで美古都さんと店を後にする。


「あの二人……まさかね……」


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