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死にゆく心に火を灯せ!  作者: 啓上秋
4章「愛・姉みたいな人」
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39話「姉」

「京屋ーーーー!来たよ!!!」


「来てくれてありがとう、冴ねぇ」


「もーー!名前で呼んでって言ってるのに!」


この人は冴上静さえがみしずかとある理由から父さんの事務所で声優をやっている。


数年間会ってなかったが、俺の姉みたいな存在だ。


「じゃあ……静ねぇ」


「!やればできるじゃん!お姉さんが褒めてあげる!」


頭を撫でられる。


「ちょっと!?何京屋の頭撫でてるの!!」


「美古都さん、来てくれてありがとう!」


「……え?あなたもこの家に用があったの?」


「そうだよ!それより私のパートナーにあまりくっつかないで!」


「いいじゃん、いいじゃん、私、京屋のお姉さんだから!」


「はーー!?お姉さん!?!?」


「京屋!説明してくれるよね?」


「……はい」


一通り説明した。


「なるほどね、大体分かったけどちょっと頭の中で整理させて」


――まとめるとこうだ。


冴上さんは私でも知っている有名大企業グループ、冴上グループの跡継ぎらしいが、彼女は跡を継ぎたくないらしく家から飛び出したらしい。

家を飛び出して路頭に迷っているところを京屋の父親にスカウトされ声優になったとか、それで今は、顔出しもしないで事務所管理の寮に住むことで身柄を隠しているらしい。

その流れで社長の息子である京屋とも交流があり京屋は姉と慕っているらしい。


「ようやく整理できたよ……」


「それはよかった、美古都さんも静ねぇも仲良くしてくれると嬉しいな」


「それは大丈夫だよね?美古都ちゃん!私達、一緒にここまで来たんだから!」


「うーん……思うところはあるけど、京屋に迷惑はもうかけれないからね、それに悪い人じゃないのは分かったし」


「はい!結局、京屋と美古都ちゃんはどこで知り合ってどういう関係なのかな?」


「それも説明しないとだよな、話していいか美古都さん?」


「いいよー!」


――説明をした。


「なるほどー、生きる意味を探すパートナーね」


「なんだか難しいことしてるね?」


「それで静ねぇに生きる意味を聞きたいんだけど……」


「うーん……まだ分かんないかな、この業界に入ったのも、スカウトされたからだし」


「なるほど……まあ無理に生きる意味を持つ必要もないってことなのかもな」


「どうなんだろうね、君達は生きる意味を探してるみたいだけど、別に意識しないだけで大なり小なり、生きる意味はみんな持ってるんじゃないかな?」


「じゃあ俺達にもあるのか?」


「もしかしたら気づいてないだけなのかもね?」


「まあ、私も分からないから2人ともまだ学生なんだし大丈夫だよ!ゆっくり見つけていけば」


「さ!とりあえず気分を変えてお茶でもしよ!クッキー焼いてきたから!」


「ありがとう静ねぇ!」


「ありがとう冴上さん!」


「もう!美古都ちゃんも名前呼びでいいよ!」


「じゃあ……静!」


「うん!それでよし!」


こうしてお茶をした。


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