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【更新停止中】死にゆく心に火を灯せ!   作者: 啓上秋
4章「愛・姉みたいな人」
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33話「流し込む」

「それで、俺はどうすればいい?」


リビングまで移動しソファに座る。


「じゃあまずはこれをつけてもらおうかな」


首輪だ……


「美古都さん……これはどういうことかな……」


「どういうことって、こういうことだけど」


カチッ!


首輪を着けられた。


「美古都さん!?」


「ふふっ♡これで私のモノだね♡」


仕方ない……こうなった以上、話し合うつもりだったが、恥ずかしいけど外に逃げるしかない。


「美古都さん!ごめん!!」


俺は急いで立ち上がり、すぐに走り去ろうとしたが……


すぐに持ち手を掴まれる。


首が締まる。苦しい。


「へーーーー逃げるんだ」


「どうして逃げるのかな、私達パートナーだよね」


美古都さんが近づいてくる。


腰に手を回され、身体を引き寄せられる。


!?


抱き締められた。


「京屋♡大好きだよ♡」


「だから、服従して♡」


そう耳元で囁かれた。

その瞬間、全身から力が抜け、膝から崩れ堕ちた。


心の種火が火に変わる、正しい火の点き方ではない。

正常な温度じゃなくなるのを感じる、熱さで思考が蕩けてきた。


そのまま気が狂うほど頭を撫でられながら耳元で愛を囁かれた。


――怖かった。

私のパートナーが他の女を見ていることが、私を見てくれなくなることが。

私との約束を破ることが。


だから植え付ける、毒を。


流し込んで、流し込んで、ワタシで支配する。


少しずつ、少しずつ、愛を囁くたび、彼の目が狂気で染まっていくのが分かった。


嬉しかった。とても。ワタシを見てくれることが。


だってこれが愛だから。

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