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死にゆく心に火を灯せ!  作者: 啓上秋
3章「旅行」
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30話「夜景」

食事をいただき、店を後にする。


昨日も来たが、昨日は見て回るだけだったので今日は、施設で時間になるまで遊ぶことにした。


そうして夜になったので、屋上で夜景を見ることにした。


屋上に出るとカップルと家族連れで賑わっていた。


「私達もカップルだと思われるのかな?」


「パートナーだし一緒みたいなもんだよ」


「え!?その発言の意図は何!?」


「いや?普通の意味だけど?」


「……」


どうして黙ったんだ……美古都さん


何故か気まずい……


とりあえず夜景でも見るか。


「これが都心の景色なんだな」


「そうだね、まっ、私の綺麗さには敵わないけどね」


「美古都さんのほうが綺麗なのは当たり前だよ」


「//そう……だよね//」


――ヤバイ!


ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!


何なの?さっきから私のこと好き過ぎるのかな?


「俺、高い所から見る景色が好きなんだ」


好き!?


今!?今告白は違うって京屋!!!!


でも京屋が好きって言ってくれるなら……


「……どうした?なんか変だぞ?」


「ひゃい!えと、その、私も好きかなー、なんて」


「美古都さんも景色見るの好きなんだ」


……景色?何のこと?私のことじゃなくて?


「えーと……なんの話だったっけ?」


「え?いや、高い所から見る景色は最高だよなって」


「ナンダ……」


「なんか言ったか?」


「むー、別に!」


私の勘違いか……


――それにしても、やっぱり好きだな。

――それにしても、やっぱり綺麗だな。


夜景をしばらく見ていると、どうやら施設の駐車場に来てほしいと渡鳥さんから連絡があったらしい。


そうえば渡鳥さんと連絡先交換してなかったな。


駐車場に行き、車に乗り込みいよいよ楽しかった2日間も終わりを迎える。


車内で美古都さんと話したり景色を見ていたら俺の家まで着いた。


「京屋!旅行楽しかったね!」


「そうだな!」


「またね!」


「ああ!またな!」


「京屋様、2日間美古都のことありがとうございました」


「こちらこそありがとうございました」


「では私はこれで」


「待ってください、連絡先だけ、交換しましょう」


「そうですね、では改めて失礼します」


楽しかったな、また美古都さんと渡鳥さんと旅行に行きたい。


美古都さんはどうかは分からないけど少なくとも俺はこの2日間でうっすら考えていた考えが纏まってきた気がする。


少しは変わったかな。


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