表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にゆく心に火を灯せ!  作者: 啓上秋
3章「旅行」
26/51

23話「失敗」

車を走らせ、俺達が泊まる寮に昼過ぎに着いた。


「着きました、どうぞお降りください」


「運転ありがと渡鳥」


「ありがとございます」


寮に着いた俺達は、部屋を確認し、荷物を運び込む。


いや、……何当たり前に俺の部屋に荷物運び込んでるの?美古都さん……


「むー、京屋と同じ部屋がよかった……」


なんとか同室は回避できた。

悪くなかったとは思いつつ。


「何で部屋分けたのにさっそく俺の部屋に居るのか分からないけど、とりあえず隣の住人に挨拶しようか」


「むー、そうする」

 

部屋を出て隣の住人に挨拶をするためインターホンを鳴らした。


ピピッ!


…………


誰も居ないらしい。


仕事中か……


「誰も居ないみたいだね」


「そうだな、挨拶はまた今度にしようか」


久しぶりに会いたかったな……


部屋に戻り、行きたい場所を調べる。

?これ行く前とか車の中でもできたな……

ある程度調べ終わったので俺は少し喉が渇いたので自販機に向かうことにした。


「ちょっと飲み物買ってくるけど美古都さんもいる?」


「いらないかな!ありがと」


外に出て、最寄りの自販機に向かう。

寮のすぐ近くに自販機があるのでそこまで時間はかからないだろう。


自販機の近くまで来るとそこに渡鳥さんが地面を探っていた。


「私の小銭たち!!!どこに行ったの……」


どうやら俺と同じく自販機で飲み物を買おうとしたのだろうが小銭をばら撒いたようだった。


自販機の下をくまなく探し、少しずつ小銭を回収している。


「これで最後かな……」


最後の小銭に拾い終えると嬉しそうな顔で桃味のジュースを買ったようだった。

うん。桃ジュース美味いよね。


てか、俺拾うの手伝うべきだったな。

反省しよ。


「渡鳥さんごめんなさい、見てたのに手伝ってあげれなくて」


「!?!?見てた?何を?まさか私が失敗したこと!?」


「えーと……失敗って言うか、小銭を拾ってたのを見ました」


「なんだ……落としたところは見られてないのね?よかっ――」


「いや、よくない……よくないわ、私」


「あの……見なかったことにしてください」


「見なかったことにも何もみんな一度はやったことありますから大丈夫ですよ」


「大丈夫ではないです、私、一生の恥……」


「そんな大げさな……」


「私、渡鳥響子は美古都の世話係として完璧であらなければいけないのです!」


「スゴーイ」


拍手をする。


「ありがとうございます、京屋様」


「?私達何の話をしていたのでしたっけ?」


「まあ、忘れていたほうがいいと思うよ……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ