第7話 もう面倒臭いわね。
第6話のタイトル書くの忘れてました。
はぁ、なんで私がこんな男を捕まえなきゃ行けないのよ、大して面白みも無い奴に私は魅力が感じられないのよ。
梅子はぶつくさと、命令に従っていたのだが愚痴を零した。私には事情は知らないけど、早く帰って千狐と練習しなきゃ行けないのにはぁ、さっさと見つけて帰ろ。
たくっ私の力が幾ら効率的だからって乱用しないでよね。
梅子は可愛らしい顔を鬼にして街を徘徊した。
「おい、梅子。見つけたのか、実験の鍵となる男なんださっさと見つけろよ。あと…」
「あー!もううるさい!分かってるから今は集中しなきゃ駄目なの!捕まえるまで連絡してこないでよね!」ブチッと電話を切りスマホをポケットにしまった。
ー千空領上ー我を君主に従い導きたまえ
手を合わせ指先から腕まで真っ先に伸ばすと、半径30kmまで、相手の位置が分かり目印となって黄色の点がリアルタイムで動くのだ。
但し、力と相反して導ける距離は生まれ持った体力と異なる。
まだ30kmしか出せないけど十分ね。さてこの街にいるかしら…。
…居たわ、動いてない?寝てるのかしら。
梅子は近くのアパートの階段に降り起きるのを待っていた。
「見つけたけど、多分寝てるわ。いつ起きるか分からない。無理矢理にでも連れてく?」
「いや、もうすぐ起きるはずだ。その家には妹が居るそいつの登校時間はもうすぐだ。学校を行かせないように、またお前の妖刀で眠らせてくれ。また連絡を頼む。」
今度は、返事を待たずに相手から切られた。
「あまり人に使おうと思わないけれど私の幸せの為よ。千狐には迷惑をかけれない。」
盗み聞きは私の性分では無いが、この壁はなかなかに薄い。…盗聴しましょう。
ドアが開き、中学生くらいの女の子が出てきた。
「〜行ってきます!」
危なかったわ〜。流石に不審者よねこれ。もう少しで出てくると良いけど。
周りをキョロキョロと見渡しまた、盗聴を開始した。
「鍵…?怖いわね、私だったら絶対スレで書き込んでみるのに。」
多分身支度が終わったわね。セリフはうーん
咄嗟に考えて私は、適当に考えたセリフをはいた。
いやー!恥ずかしいわ。咄嗟に考えたものが後からじわじわと羞恥心へと変わる。