表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
✕してくれ俺を。  作者: 坂口いなほ
第一章
4/114

第4話 ミルクティー飲みたい

俺は完全に眠気が覚め、飯が食える状態に布団諸々を片付けた。 俺と妹が住んでいるこの部屋は2人で暮らすには狭い6畳半の部屋だ。親から離れ、バイトを両立しながら何とか住んでいる部屋だが物は必要最低限でかなり殺風景なへやだった。


はぁ、昨日の出来事は嘘だったかのように、妹は居るし何だか変な感じだ。交番で警官に落ち着かせられながら事情を話したのもまるで、夢だったかのように消えていたのだ。

俺は納豆ご飯を掻き込み制服を着た。

本当はまだ夢を見ているのでは無いかと、頬を抓るがこれが現実なのだ。

扉を開けた瞬間、グギっと、何か硬いのを踏んだ感触がした。下を見ると鍵が落ちていたのだ。

あれこの鍵、捨てたはず…ん?てことは、あの時は現実!?

「捨てても戻って来るなんて呪われた人形のようね。」

俺は固まっていると、タイミング良く俺に話しかけてきたのは、顔も知らない他校の女子高生だった。その女は、ミルクティー色の巻いたようなか長髪に、レモン色のぱっちりとした瞳をしていてかなりの美人さんだ。前髪の横には白の羽根ピンがふたつ左右についていて、一目見れば確実にチョロいやつは釣れる容姿だった。

しかし何故、この女は知っているのだ。捨てた鍵が戻ってきた事をどこまで知っているのだろうか。

「何故、初対面の貴方が分かるのです?」

女はニヤッと笑みを見せ、俺を見た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ