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ミクレコスモ・デル・モンド〜大富豪を目指して〜  作者: 国老
一章  職業進化を目指して三〇〇〇里
8/25

六話 青天の霹靂的な話

これってちゃんとベッドの上に居るんだな…

ログアウト後急いで階下に向かおうと思ったとこで、すごく当たり前なことに気づいた。


「いやー20年代30年代に流行ったあれらとは性能が違うんだな」


っとそんな事してないで早く降りないとな

   ドタ ドタドタ ドタ


「母さーんごめーん夢中でやってたから遅れちゃった。」


シーーーン


「おおーーーい」


シーーン 


あら?まだ帰ってきてらっしゃらない?珍しい19時位にはいつも帰ってくるんだけどな。

まあラッキーか夜ご飯まだ間に合うかも、急いで作るか。


「今日は僕のゲーム開始を祝して少し豪華なの作るか…」











ガチャ


「ただいまー捷路(しょうろ)いるー?」


「おかえりー遅かったね一時間くらい遅かったけどどうしたの?」


「あ、ちょっとね残業しててねごめんね…」


「いやいいよ。今日御飯作るの遅れたからちょうどよかったし、今日のは結構豪華だよ!」


「え?ステーキ?」


「そ!今日からね俺もゲームをあいつらと始めてね少し祝で豪華にしたよ。もちろんこれは僕のポケットマネーから出てるから家計は安心してね!」


「そこまで考えてくれてたの?助かるわ。でもあなたあまりゲームしないのに何を始めたの?」


「ああ、それはね最近めちゃくちゃ勧められたミクレコスモ・デル・モンドだよ」


「え?永唯(えい)ちゃんと一緒 ボソッ へえ〜そうなのね。でもハマリすぎは良くないからね?」


「え?なんか言った? わかってるよ程度には気をつけるよ」


「そうね。ほら冷めちゃうしご飯食べましょ?」


「りょうかーい」



〜・〜・〜・


「「ご馳走様でした!」」


いやー美味しかった。また食べたいなー…バイト頑張るか。


「母さん、洗い物やっとくからキッチンに出しておいて!」


「わかったわ捷路……ところで…捷路…大事な話があるの少し聞いてくれない?」


やっぱりか…帰ってきたときから様子が変だった。挙動不審だし、瞬きもいつもより多いしどうしたのかなと思っていたが…様相よりも悪い事実が俺を待っているのか…。


「わかった…」













「…………」


「…………」


え?なんで話し切り出してくれないの?マジ気まz…

いや雰囲気的にわかって入るんだけどね?心の中くらいふざけないと押しつぶされちゃいそうだわ。

そういや、大事とは言われたけどなんのことだろう。最近は特に何もなかったが…もしかして縁を切るとかではないよね!?それだったら俺の人生ピンチかも!?


「な、なあ、母さん。大事な話って何なんだ?。もしかして縁を切るとかじゃ……」


「そんなことじゃないわ!!!ごめんなさい。そこは安心して頂戴。ただ近しいかも知れないわね…」


「………?はぁ?」


近しい?縁切りが?どういうことだ?


「もう潔く言うわ。……私、、、、再婚しようと思うの、、、、、どう思う?」


「…………え?………え?」


再婚?どうして急に…?確かに俺が中学の3年のときに親父は死んだ。…自殺だったでもなんで今になって?今はそこまで苦労してない。親父がなくなってすぐは俺もだいぶグレたしその頃のほうがメンタルにも肉体のも来ただろう。………じゃあ…どうして?

そんな俺の気持ちを見透かすように母さんは言った。


「捷路も大学に入ることが決まったしそろそろ気持ち的に切り替えられるかなって思ってね…あとはね…これはいうかすごく悩んだけど、家計が少し危なくてね…あの人を裏切るな!と言われたらおしまいなんだけどね…ははは、そこで賛成してくれるか聞こうと思って…捷路はどう思う?」


「いいと思う!」


俺は間髪入れずにそう答えた。母さんには昔から苦労を掛けてきた。勿論グレたことが大きいだろうでも高1の時ギャンブルに勝ったお金は家にいれるつもりだった。…だったけど母さんに断られた…

『捷路、その気持はとても嬉しいわ、でもねどんな人が持っていて、それが例え綺麗なお金でも、汚いお金でも簡単に言うと人から奪ったお金なんだよね?お金があることは確かにいいことだけどやっぱり恨みを買ってしまうと思うのよだからせめて賭博をするのはいいけど寄付とかに回して困る人を減らしてほしいな』

そう言われて断られた。普通に考えてド正論だでも母さんを少しでも助けてあげたかった。

だから…


「俺は大きく賛成するよ母さん。だからお願いだから無理はしてくれるな…」


「ぐすっ…ありがとう…捷路ごめんねそんなに気苦労がかかっているとは思ってなかったわ…本当にありがとう」


「これじゃあ話どころじゃないね…ぐすっ…少し落ち着くまで休憩しようか」


「わかったわ」





〜・〜・〜・

1時間後





「よし大丈夫だ」

涙も止まったし続きが気になる話を聞こう


「母さん大丈夫かい?」


「ええ、大丈夫よ。じゃあさっきの続きの話をしようか?」


「うん。お願い」


「まずは…そうね…相手のことについて話そうかしら。まず相手は二人添木さん親子」


親………子?ん?


「ちょっとまってくれ。子ってどゆことだ?俺に兄弟ができるってことか?」


「そうなるわね。永唯ちゃんよ。」


は?()()()


「女子?」


「うん女子」


「聞いてないんすけど…」


「そりゃあ、言ってないものねぇ…?」


「いや待ってくれよ!?俺女子の扱い方なんて習ってねえよ!やばいって!てか年上?」


「いや下高校1年生ね」


「年下ならまだ…良くないな。うんまずいかもうん」


「大丈夫よ〜あの子優しかったし…かわいいわよ?」


「いや、家族になるやつに恋慕は抱かんよ?流石にね?」


「それはどうかしらねぇ〜?今度全員で合う機会があるからその時判断しなさい?」


「わーったよ!それでお義父さんの名前は?」


「添木永勝さんとさっきも言った添木永唯ちゃんよ。」


「それで?いつ会うんだい?」


「今週末。」


「はえ~なそういうことはもうすぐ入学式もあるんだし早めに頼むよ!」


「わかったわ クスクス でもこれで肩の荷が降りたわ…ありがとう捷路」


「いえいえこちらこそ…これからも頼むよ」


「そうね。相手ふたりとも仲良くなれるといいわね。あなたもカッコいいんだから二人で登校とかしてみたら?きっと映えるわよ?」


「仲良くなれたらな。仲良く。なんというか邪険にされそうだけど…頑張るよ」


「ふふふ、今週末が楽しみね。もう今日は寝ましょうか。疲れたし…先にお風呂入りなさい?」


「そうだね、お先に」


これから家族が増える(予定)。

楽しみ半分不安半分いやあ人生って楽しい。

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