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ミクレコスモ・デル・モンド〜大富豪を目指して〜  作者: 国老
一章  職業進化を目指して三〇〇〇里
24/25

幕間 第一次新大陸捜索隊

―――

――


「では、探索隊は各国から選出したチームで構成するということでよろしいですかな?」

「そうですな」「無論だ」「わが国も協力しよう」「我々も」

「わが国は中立国なのでなあまりそういうことには参加をしづらいので資金と装備の提供で許してほしい」「そこは安心してくれ。それで貴殿はどうなのかね?ゾイス国王閣下?」


唯一goサインを出すことを渋るゾイス国王。

確かに今回派遣する場所は新大陸。別名人類種生存不可能圏(デスゾーン)。誰が付けたかはわからないがいつからかこのような名前が付けられ呼ばれるようになった。確かにこの大陸はどういう経緯なのかは不明だがおそらく地殻変動により出現した新大陸。すべての国と接するので中央大陸とも言われる。


最初は各国様子見を決めこみ被害はなかったがとあるバカ貴族が個人で諜報部隊を派遣した。その後まもなく一人だけ諜報が帰還。かなり憔悴しており尋常な態度ではなかった。少し話を聞くことに成功したがその内容は俄にも信じれれないものだった。曰く、最初何日かは何もなく普通の冒険のようだったらしい。しかしある地点を超えたところより雰囲気が変わったそうだ。まもなくそれまでとは比べ物にならないくらいの魔物が現れるようになった。隊は予定を早め先を急ぐことにしたそうだ。急いで進むうちに何らかの人工物を見るようになったそうだ。切り抜かれた岩や木が、あるときには建築物が、また街が。

そのことをまとめそのレポートを持って帰るときだった。来ていたはずの道が見つからなくなり魔物の量も明らかに増えたそうだ。とはいえ戦えないこともなく連戦をしいられながらも帰り道を急いでいた。そんなときだった。ある者が現れたそうだ。本人の話より、絶対に人ではなかったが明らかな知性を漂わせた。そして明らかな敵意を持ったうえで我々を蹂躙したんだ。それなのに俺だけは見逃されたなぜだかはわからない。と。


それをバカ貴族は珍しく重大なことだと思い国王に報告。そこから国王が各国の国王を召喚し探索隊を派遣することを伝えた。


そして今ゾイスだけは協力を渋っている。

ゾイスはこの6つの国の中でもっとも経済的に大国であり貿易の面でも重要な国だ。そのため国王はこのような危険がどれくらいなのかもわからない隊の結成をしなくともあまり他国は強気に出てこれないと思ったそうな。


その予測は正しくここで強気に強引に出せせると貿易を止められると、皆思っており強気に出られなかった。


「とにかく我が国はそのような危険な地域に出す隊は作らん」


そう行って連絡用の水面鏡を切る。


―儂の決断は間違ってない

そう信じて。





◇◇◇

「なぜだ!帰ってこないだと!」


それから1ヶ月ついにゾイス以外から出た探索隊はすべて帰って来なかった。

各国の国王たちも驚きを隠せず第二次探索隊の派遣を断った。唯一ワトルは協力はするが隊は出さないと行っていた。



このことはすべての国の民にも伝わっており半ば絶望の雰囲気が漂っていた。特に冒険者なんかには衝撃が大きかった。冒険者の実質人間の到達可能圏のクラスsの人間が何人も行ったはず。なのに…誰も帰ってこなかった。それにより新大陸へ行こうと思っていた冒険者は切り替え国内へ出るものも多く新大陸は畏怖されるものになっていた。


しかしある時転機が起きる。またもや地殻変動によりその新大陸が海に沈んだのだ。跡形もなく。新大陸でなにか商売に関わることをしていなかったため各国は安堵し歴史の大きな出来事として書に名前を刻んだ。




◇◇◇


そしていま…また新大陸が発生した。


それは

実に



300年ぶりのことだった。



◇◇◇

「では今から新大陸へ探索に出る皆のもの準備は良いか!」


そしてまた第一次探索隊が結成される。


300ねんがたち昔の資料は信憑性を失い歴史へ全幅の信頼を寄せるものは居なかった。

「「「おお!!!!」」」

そして結成された50人弱の人間が呼応する。これから遭遇する地獄へと歩を進めながら。


彼らは気付かない明らかに人間が生きていける環境ではないと。付けてきた実力により違和感を感じるのに遅れたのが良くなかった。


「は?」


一人消える。


「うわ!」 「何だ!」  「やめろ!死にたくない!」


3人消える。


「全員武装し全力で走れ!」


隊長が声を掛けるもかなりが居なくなっているもうすでに15人ほどしか居ない。

さあここからが正念場だと言わんばかりに魔物が増えていく。前門の魔物後門化け物

状況は最悪だ隊長も隊員も残されたのは人間界で猛者と言われる者たち。少なくともその何応じた実力の下善戦するがついに後ろから追いかけてくる化け物に追いつかれてしまう。


「久シぶりダなニンゲン。」

「お前タちハナゼここへくる?」

「ドウセ死んでしマうノに???」



「ハハハハハハハハハ…シネ」

そいつは急に笑ったかと思うと突然肉薄してくる。そこに居た皆が死を悟る。

今際の際何かが見える。

刀だ。月明かりを反射し鈍く光る。


その光はするりと化け物へと吸い込まれ切り刻む。

やがて化け物は息絶えていた。

その刀を持っていたものの姿が露わになる。身長は高くないようだ。


「お前たち帰路を急げ。帰って主に報告しろ歴史を学べと。以上だ…お前たちの部下をすべて守れなかったのはすまない。」


「お、おいあんたは誰だ?ここに住んでいるのか?」

隊長が驚きながらも情報を集めんと質問をする。


「儂か…ここにも住んでいるが…お前たちの方にも住んでいる。無駄な質問はするな急いで逃げろお前たちじゃ勝てない。隙が多く心が弱すぎる。」


「す、すまない。全員急いで帰るぞ!」


その後15人程は無事に帰還。その後皆鍛錬へ励んだそうな。

ちなみに生き残ったのはs級とA級。

さすがの精神力である。



◇◇◇

「おお!帰って来たか!」


幾ら信憑性がないとは言え歴史には誰一人帰ってこなかった記録がある。そのため国王は内心冷や冷やしながらここ数日を過ごしていた。しかし先の隊が帰還し、安堵する。

が、それも束の間伝えられた情報に唖然とする。帰ってきたのは15人顧問としてつけたS級5名とA級10名。その他は殉死。少なくともこの国での猛者達を集めたつもりだった。しかしこの結果。「なんだ…これは…」としか言えない。


そして本人らの情報よりもっと歴史を学べときた。国王は混乱するばかりである。

彼らはもう新大陸へ行くつもりはもう一ミリもないそうだ。何でも化け物が現れ、強力な魔物が現れ、全く刃が立たなかったそうだ。そんな中ある人間?に助けられやっとこさ帰ってこれた、みたいだった。

「ああ…なんてことだこれは…絶対に成功させなければいけなかったのに…もうあいつらを頼るしかあるまい…」

王の独り言がこぼれる。

これから自分を待つ多大な書類と冒険者たちのもっと歴史を学べという助言、あとはその助けてくれた人間のことを思い益々(ますます)気が重くなる。

えーパソコンが壊れ現在スマホで打っています…ゆっくりとお待ち下さい………

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