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ミクレコスモ・デル・モンド〜大富豪を目指して〜  作者: 国老
一章  職業進化を目指して三〇〇〇里
17/25

一五話 公式生放送 ②

『イベントは〜〈ユニーク討伐イベント〉です!』



はあ?無理じゃないか?そうだよなコメ欄?俺は戦ったことないからなんとも言えないけどコメ欄と二人の反応から難易度が伺える。


「いやぁ無理でしょ…ねえ照輝」


「うん無理だな流石に俺等じゃなあ格が違うんだよなあスキルとかステータスが…」


放送にいるコメ欄曰く変態と言われている人も装備が舐めてるもんなあ。パンツにドラゴンの頭をかぶっている。もう見た目から強い。勝てる気がしないのもわかる。


『皆さんそんなの無理だろって思いますよね?なので、今アプデより〈同盟〉制度を始めたいと思います。』


『運営さんよ〜そりゃどんなもんだい?』


酒木が合いの手をいれる。


『今までは大人数で活動したい場合パーティが最大でしたが、パーティ最大6名ではユニーク討伐は厳しいと思い実装します。』


『ちなみに同名同士が協力する〈ユニオン〉も実装します。』


おお、これで戦力イーブンになるか?


『ではイベントに合わせた新情報も開示していきます。では一旦ここで5分の休憩です!』





5分後


『では続いてイベントマップについてです!』


『今回はイベントマップを用意しました!イベントが開始されたときに皆様にイベントマップにワープできるアイテムを付与します。これは何回でも使用できるのでご心配なく。』


てことはイベント中イベントマップに行ったり来たりできるのか…妥当だな。

でも一個のマップに全プレイヤーとかが一気に入ったらサーバー耐えれるのかな?


『今回はユニーク5()()を別のマップに送るので倒せそうとか戦いたい人のところに行ってもらいます。』


じゃあそれで人数を分担するのかな?


「朱花は誰に行く〜?」


「いやー私は《マッスル魔神》さん一択だね。シンプルに強いから小手先の技術ではなくて正面から戦ってくれそうだからねー。そっちは?」


「俺はなー《SP》さんに行こうかな〜珍しい武器と戦ってみたいよね〜戦闘力ないかもだけどまあ行ってみる勝ちはあるよね〜」


二人は違う人のところに行こうとしてるようだ。でも《SP》さんって誰だろう。


「なあ《SP》さんって誰?」


「《SP》さんっていうのはね何れにしろユニークの一人でねこの人は職が戦闘系ではなくてね〈武器鍛冶〉の人でね、特にあの人の作る剣と刀あと弓がすごい強くてね有名なんだよね〜」


なるほど生産職と言われる人等の頂点に等しい人か、面白そうだな。


「捷路は戦闘まだレベル低いし職一個だからこの人のとこ行って漁夫も有りだよ〜」


『でも皆さん一つ注意点が有りまして、この5人の内誰かのマップに行くとそのマップにしか行けないので今日つけてください!』


『では次に報酬についてです。今回の報酬は〈ユニーク〉を倒す側はもちろん〈ユニーク〉を倒すことが目的だろうと思います。その人達が〈ユニーク〉を討伐できたら討伐者もしくは同盟やユニオンの盟主に他国に行くことができるアイテムをプレゼントします!』


おお〜これはいいなまだ各国行き来できないからそれができるのはいいな。かなりほしい。


『そして〈ユニーク〉の人たちにはそのアイテムと倒した人数や職業のレベルに応じて限定アイテムや称号、時には権利ももらえるかもしれません。ですので皆様ぜひ最善を尽くしてがんばてください!』


『では次に新バージョンになるにあたっての変更点などについてです。』


『今回のアップデートでは新しいクエストや新しいモンスター、新しいマップ、新しい仕様等を追加しました。』


『基本的に名前を見れば分かると思いますが新しいマップと仕様は少し説明します。』


『まずマップですが今は基本の国と周りの土地という感じで国が分かれていますが、そこに小国が付属する感じですね!』


『ゲストのお二人は今国は広いと思いますか?』


『そうだな〜広いと思うぞ少なくとも日本よりかでかいな』


『そうですねー確かにおおきいですねー私もユニークになって色んなとこに早く行けるようになりましたがまだ全土を回れた気がしませんからねー』


『ということはみなさんも色んなとこに行って新たなアイテムやスキルを得られる可能性は大いにありますね!』


『そうだな』『そうですねぇ』


『で、次に仕様ですがこれは基本的にバグ消しやテクスチャの変更とかが多いですね後はチートを使っているプレイヤーや故意な嫌がらせなどをするプレイヤーをBANしたりですねこれはまだイそうにないので心配ないですねー』


『取り敢えず皆さんがアプデ後にログインして確かめることをおすすめしますねー』


『ではここでゲストのお二人とお別れです。忙しい中ありがとうございました~!』


『こちらこそですね!次のイベント楽しみです!皆さんお待ちしておりますよ!』

『そうだな、新情報をいち早くしれてよかったぜ。次のイベント楽しみやな〜?』


◇◇◇


『ということでお二人が退出なられたので最期の私の独り言タイムですね』


なんだなんだもう8時に近いから終わりだと思ってたんだが…


『今みなさんはこのゲームを100%楽しめていると思いますか?正直私はがっかりしているのです。もっと常識外れがいると思ってたのですがね…』


『皆さん!このゲームは何でもありです。何を成そうと自由。悪役にったり英雄になったり将又国王にだってなれるかもしれません。そんな世界で〈ユニーク〉が最高点だと思っていませんか?』


『色んな分野で皆さん楽しんでると思います。でもこれだけは忘れないでください。しようとおもえは何でもできる。心を強く持って前進してくださいそうすればなにか新しいものが見えてくるはずです。』


『このイベントもその一つです。今の〈ユニーク〉を見てそれは判断してください。』


『最期にもう一度やろうと思えば何でもできますからね。その視点に早く気付かないとおいていかれるかもしれません。精々足掻き藻掻き一握りの強者、聖者、悪者、狂人なりたいものになりましょう。ここはそんな世界だ。』


『ではこれにて生放送を終わろうと思います。皆様のご清聴ありがとうございました。』



こんな終わりに俺は呆然とするしか無かった。



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