筋肉で全てを解決する話 異世界攻略はそうKINNIKUで!
!!筋肉注意報!!この小説は筋肉で出来ています。一は筋肉、全も筋肉です。よくわからない人は範◯刃牙やダンベ◯何キロ持てる?等の筋肉作品を見てからの視聴をオススメします。マッスルマッスル。
頭の中空っぽにしてみるのもオススメです。
やぁ、みんな!突然だが私は異世界転移した。ふむ、違う世界、常識、価値観、そんな世界にいきなり連れてこられたんだ。しかし、私は無問題である。何故って?それはね、そう、このKINNIKU!鋼の肉体があるからさ!
先ずはテンプレの馬車が襲われてる所から話そう。
「助けて!」
そう、悲鳴の様な女性の声がした。勿論、ダッシュで駆けつける。
オレは走りながらポーズを取る。両手を水平に横にして
肘から先を上側に、そう力こぶを作るイメージだ!足は両肩くらいに開く。
「待て!オレが相手だ!」
ダブル!バイ!セップス!よし!いいぞ!このみんなからの熱い視線!滾る!血が滾るぞ!そして、視線を釘付けにしている間に身なりの汚い賊っぽい奴を締め上げる。
ふむ、異世界もこんな物か?余りに筋肉度の低い連中で瞬殺してしまった。元の世界はポージングだけで逃げていくので逃げない訓練された彼らはもう少し歯応えがあると思ったが……。
終わった時背後に女性の気配!只者ではないと直感し即座にポージングだ!さっきもしたダブルバイセップス!しかし、今度見せるのは背中、そうバックだ!オーラが消えた!ふむ、これで背後を取られても安心だな!
彼女は護衛がいなくなったので街まで護衛の依頼をするみたいだ。勿論、筋肉は受けるべきと言っていたので受ける。彼女はどうしたら貴方みたいに生き生きと出来るか聞かれた。
そんなの筋トレさ!筋トレあるのみ!【筋肉は一日にして成らず、ひたすら鍛錬あるのみ】そこで私は彼女に街に着くまでに彼女に鍛錬の仕方を丁寧に教えた。ふぅ、良いことをするのは気持ちがいいな!彼女は必ず大成すると思っていた。
次は街に着いた後に冒険者ギルドの話さ。彼女は本来、護衛の払う筈のお金と追加で色々と教えてくれた。この世界での職に就く方法は三種類ある。
一つ、弟子になり修行する。しかし、筋肉は拘っても他に浮気するわけにもいかないので断念した。
次は、親の引き継ぎ。筋肉は引き継ぎだが親は元の世界で筋肉してるのでこちらも断念。
最後に冒険者になる。これは最後の砦らしくここを踏み外し外道に堕ちるとあの賊みたいなナヨナヨした筋肉になるらしい。
地図をもらい冒険者ギルドの場所を教えてもらい、そこに向かう。
ギルドの受付に登録をお願いしてもらいこれで私も立派な労働者だ!最初は銅、次に銀、そして金、白銀、白金の順番で筋肉力があるそうな。
そして、掲示板に向かうときに、
「おい!そこのおっさん!」
ふむ、良い声だ。騒がしいギルドでもよく響いている。しかし、なんだか鍛錬不足な感じが否めない。
「へへ、金もってんじゃん?それ、勿体無いからさ?銀の俺達が有効に使ってやんよ」
何!銀だと?!ふむ、良い事を教えてくれた。しかも戦いたいオーラがが見える。中々向上心のあるチームなのかな?しかし、あまりに力量差がある故断ることにした。
「すまない、私の筋肉は乗り気ではない。君たちがもっと筋肉をつけてから戦おうじゃないか」
そういうと何故か剣を抜き切り掛かってきた。ふむ、やはり鍛錬不足こな。あまり遅いので最小限に避けて体を少し屈ませて耐性を崩しやすい様に足をかけて背中で相手を吹き飛ばす。俗に言う鉄山靠だ。相手は壁に体を叩きつけられて失神したみたいだ。通信教育の賜物だな!
目の前で起こったことに理解の追いついていない受付嬢に迷惑料を支払った。さらに慌てたので落ち着かせるためにポージングをする事にした。腰に握り拳を乗せて背中を強く意識して自信ありげに立つ。ラッドスプレッド、日本なら仁王立ちがちかいか?そう、自信がある様にしろと。
彼女は何だか落ち込んでる彼女を放っておかないので依頼の帰りに相談に乗ろうかと聞くとお願いしますと言われた。
仕事はさっさと終わらせた。【筋肉は速さも大事。速さ=筋肉である】完了報告すると丁度良く受付嬢も上がりらしくオススメの宿を紹介してもらう事にした。
受付嬢は最近、失敗ばかりで怒られて自信が無くなってしまったそうな。なので、私は筋トレを進めた。【筋肉がつけば強くなる。自信は筋肉量で増やせる】と、私も自信がなかった青い日に師匠から貰った言葉をかけた。彼女にも例の令嬢みたいな子と同じ様に丁寧に教えた。
そして、数ヶ月経ったある日。
私は異例の速さ(受付嬢曰く)で銀なり、そろそろ金も見えてきたらしい。そんな折に令嬢が訪ねてきた。
挨拶のダブルバイセップスをすると彼女も返してくれた。ふむ、見事な鍛錬だ。会った時のふわふわした感じは無く彼女が真面目に筋肉と向き合って来たと如実に語っていた。
なんでも依頼を持ってきたみたいだ。なんでも山にある霊草を取ってきてほしいそうだ。本当は白銀に依頼する予定だったのだが生憎出た直後で他に頼れる人がいないらしい。なんでもドラゴンという大きなトカゲみたいな奴の目撃情報があるそうで逃げに徹して下さいと言われた。
そして、霊峰で霊草を見つけて帰る途中にそのドラゴンと会った。真っ赤な鱗で確か火龍と呼ばれるやつらしい。出会い頭にいきなり大きく息を吸い込んだ。マズい!これは火のブレスが来る。
咄嗟に私はモストマスキャラーしていた。これは私の筋肉が霊草を守る為に最強の筋肉だとそれは最強の盾だと自覚するポーズである。両手で握り拳を作り合わせて背中を前に倒して体全体を筋肉で覆い尽くす。そこ!ゴリラと言った奴は腹筋百回だ!
……ごほん!その甲斐もあり私は無傷であり霊草も無事であった。喧嘩を仕掛けたのは相手なのである。【喧嘩を売るということは筋肉を見せろということ。死ぬ覚悟のある筋肉で全力で相手する】古事記にもそう書かれている。
故に私は100%の力で相手する。踏み込み、相手を蹴り上げて跳躍する。相手が空中で止まったところを私は体を両手ホールドし足をドラゴンの手にかける。そして、筋肉に力を込めて地面にドラゴンを頭から叩きつけるパイルドライバーをかます。この間実に3秒である。ちなみに本来は足をホールドだが流石に体格差で断念した。
顔が地面にのめり込んだのを確認した私は首に蹴りをかます。真っ直ぐ一直線に蹴る。腰の捻りも合わせて最速で放つ。これはムエタイと日本人なら誰でも出来る侍の必須スキル居合を合わせた正真正銘の必殺技。首と胴体を綺麗に分ける為、『首狩』と命名した。
倒してしまったドラゴンを背負い持ち帰ると大騒ぎになった。どうやら、あれは白銀の、しかも、パーティで倒すレベルのものらしくソロなら白金レベルと呼ばれた。しかし、何だか少しずつ、ランクを上げるのが私の最近の楽しみなので白金は見送りにしてもらい、金にしてもらった。
そして、何故か王城に呼ばれた。
今回のドラゴンの件で功績が大きくなりすぎた為あの令嬢から招待状を手渡したれた。
招待状の書いてある日が来て宿にノックが響く。開けるとそこには着飾ったあの令嬢だ。そう、令嬢は何とこの国の第二王女で知り合いなので直接迎えに来たそうだ。
沢山の反対意見があったらしいが決闘で全て叩き伏せたらしい。やはり、私の目に狂いはなかった。益々魅力的になる彼女は流石である。
そして、謁見の間。
ここな来るまでに王女から聞いた作法通りのやり方をしてことなきを得たかにみえた。第二王女との婚姻を発表されて流石に私もびっくりした。ちなみに後で聞いた話だがこの時の王様は私の筋肉から出る覇気に気絶しない様に精一杯だったらしい。
まぁ、空気の読まない輩は何処にでもいるもので、腐った筋肉の臭いのする奴が反対してきた。最もらしい事を言って長々と話す。あまりに長く面倒なので決闘でどう?と聞くと了承。しかし、戦えないから代理人を立てるらしい。肝心な時に人の筋肉に頼るやはり漢の風上にも置けない腐った筋肉野郎である。
そして、決闘の日。
何と奴は白金の、しかも、英雄を呼んだらしい。何でも借りがあるらしくこれで精算できるそうな。何とも汚い筋肉な話だが相手も全力で戦いたいとこちらはかなり良い筋肉なので胸を撫で下ろす。
強い。筋肉から迸る熱いパトスが相手の筋経験を教えてくれる。あのトカケもどきが十匹でもこの筋張感は出せない。
試合の合図がする。すると彼は最速で斬りかかる。しかも、まるで剣線は9本に見える。唐竹、袈裟斬、右薙、右斬上、逆風、左斬上、逆胴、逆袈裟、刺突、一瞬のしかも9回の斬撃。しかも、それらは一つ一つが必殺の一撃である。
私は120%の筋急態勢に入り筋肉を最硬度にして、さらに、気を練り張り巡らせる。『金剛』とは、この状態の事を指して呼び筋肉は全てを弾く鎧になる。【真の財産は金ではなく筋である】とは誰もが知ってる事だがその真実はこの『金剛』にあるとも言われている。
あまりの高度な戦いだが、これは矛と盾。つまり、矛盾の戦いの決着をつける戦いでもある。
結果は……
勿論、剣が壊れたのだ。当たり前の話であるが筋肉は鍛錬すればどんどん強くなりそれは上限はない。【筋肉に道はない。筋トレの後ろに道は出来る】のである。一方、剣の道も確かに修羅の道である。しかし、肉体とは別に剣の質もやはりある。筋肉は一点に集中し、その道ただひたすらに進む。しかし、剣自身は鍛えるのも限界があるのだ。ただ、ここまで高度な戦いだからこその終着点である。
英雄は素直に負けを認める。そして、勝者は静かにポーズを取る。勝ちを誇る為のダブルバイセップスではなく、良き闘いの証として腕をクロスさせ体を横にずらし軽く爪先立ちになるサイドチェストからはこの闘いは一瞬、しかし、それはひとつ掛け違えば勝者は違うと相手に敬意を表すポーズであった。
英雄を下した彼は第二王女と結婚した。しかし、冒険者家業はやめる事なく続けていて、その隣には美しい女性がいた。しかし、彼女も実力で彼と同じ白金になり瞬く間に理想のカップルとして見られる。
いつの間にかこの国のギルドには彼の一番カッコ良い英雄とのエピソードにあるサイドチェスト、そして、王女は体を横にして爪先立ちになり腕を背後で組む女性らしさを前面に出すサイドトライセプスの銅像が建っているそうな。
そして、彼のこの国に方からのエピソードや効率的な筋トレの仕方、筋肉の意味、彼の残した明日を明るくする筋肉格言、算術にも使える筋肉理論、の本はベストセラーなり近年では神殿も増えたみたいだ。この筋トレを行った人々は寿命が伸び、さらに、強い自己肯定感から犯罪が減り、円満な夫婦が増え離婚も減ったのは記憶に新しい話である。
異世界は筋肉で幸せになれる。【筋肉のない人生は愛のない人生】
はい、どうも、すみませんしでした!なんか書きたくなったんです!後悔も反省もしてません。媚び諂いません!
そういや、筋肉小説ってあんま無いなーってなり取り敢えず書きました!すまな!私では筋肉の魅力を伝えるには筋肉不足でした。これを機に筋肉小説が増えてくれたら嬉しいです。
所々に筋が入ってますがわざとです。緊張……失礼、筋張して間違えたわけではないです。ちなみにポーズの描写は間違えるかもしれません。ポーズと名前間違えてたらすいません。