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流転

作者: バオール

僕らは人形だった


誰かの玩具 大人たちの慰みもの


それでも青く


輝かしく


もがいた日々だった


くびきから逃れて 僕らはいったい何になったのだろう


くびきから逃れて 初めて苦痛を覚えた


初めて空気を知った


呼吸を自覚した


美味しいね 空気って


何も無いところに 生き 生かされていると


心は何も無い ものに 満たされていた


美しさに根拠が無いことを 誰も教えてくれなかった


君の為では死ねない 自分の為にも死ねない


僕は生きる 誰が為に生きるのは 止めた


僕に涙をくれないか?


悲しさだけが友だった ルサンチマンが師だった


僕は俺として生きる 嘘を本当にする


丸い球 不思議な魅力


ころころと転がり 波にただよい うつろってゆく


円周率に支配される のも美しく


ころころの上で 今日も転がる

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