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葉っぱはくるりと回って落ちて
私はあははと泣いていた
今日もずぅっと待ちわびていて
何もないのを知っている
るんたったあるんたったあ
クラゲがフヨフヨ浮いている
どこぞへ行くのか浮いている
流れて揉まれて行き着く先に
陸はあるのか死があるか
今日の朝に見えてた雲は
すぐに空へと溶け込んで
私はそれを見ないふりして
家に帰った午後三時
らったったああああらったったっ
すぐに怒りくる母の胸元
ペンダントはまだ緑色
サバサバしててもムカムカしても
いつも変わらずふくらはぎ