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暖かい
陽だまり
犬は
寝転んだまま
頰を
緩める
なだらかな
坂の上
川土手にも見えるが
山の上である
周り一面
細やかな草
風はゆっくり
犬は
耳をピクリと震わす
湿った土の感じ
そこへこの暖かさ
「あっ、あんな所に!」
カンタは叫んで駆けて行きます。
寝ているミントを起こすためです。
「こら!どこほっつき回ってるのかと思ったら!ダメだろう?勝手に脱走なんかしちゃ」
そう言うと、ミントはむっくり頭を起こしてカンタを見ました。
ほんの少し、尻尾を揺らします。
「もう!立てって!帰るよ!!」
カンタはミントの腹の下に手を入れました。
すると、途端にそこに温もりが伝わってきます。
「わぁ、あったかい!」
カンタはストンと力を抜いてしまって、しばし、ミントと一緒に寝転ぶことにしました。
春の陽気です。




