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はじめに  作者: 師走
11/629

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枕元に

誰かが立っているな

そんな気がして

目を開けると

そこには

ちゃんと薄暗い

天井が広がっていて

窓を閉めているから

風もなくて

自分が

ポツンといるようで

なのに

ぞわぞわするわけでもなくて

むしろ

ほんわりするような

布団の暖かさに頼りきって

他のことは

まるでないように考えているようで

そんな私を

天井が囲っている

寝返りを打つ必要すらない夜には

ただ四肢を放り出すしか方法がない

鼻歌のやり方もすっかり忘れてしまって

それだのに中身があるから

苦痛とも思わないのに

動くことができない

息は確実に吸っているのに

血の巡りが分からない

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