体育大会前
久しぶりです。
キーンコーンカーンコーンチャイムがなる。
「これから、終礼を始めるから席につけ〜男は私の上でもいいぞ。」
またか…あの変態教師
「あの〜俺は上っていうよりも椅子に縛り付けてください。」
「縛り付けて欲しいのか。どんな縛り方がいいんだ。」
毎朝の恒例行事になってしまっている。伊賀と江川先生のあとは…
「おい、伊賀、おぬし妾の眠る力で縛り付けにされて処刑されたくなければ黙れ。」
中二病の小娘、白河黒花奴もヤバイ…てか、中二病って厨二病どっちが正しい字なんだ…まあいいここからが大変なんだ。
「処刑してくれるの?ありがとう、出来るだけ痛くしてね。早く早く。」
「ふぇ…お前ごときに使う能力なんて無いわアホ。」
ちょっと涙ぐんでいる…虐めたい
「ちょっと、ごみくず共静かにしてくれない。あなたたちの口臭がゴミの臭いがするのよ。てか、いい加減自分の力の限界と自分を見つめ直す努力でもして、周りに適用したり、現実を受け入れなさい。ごみくず共。」
あ〜泣いちゃった、白河さん
伊賀は相変わらずニコニコ…ムラムラまあ興味もない。こともないが…それよりお前だけには言われたくない。ああ、ブーメランだ!
「泣きやみなよ〜黒っち。」
「妾が泣くわけなか〜桜殿おぬしは何を勘違いしておるのだ。」
「だって、涙でて声上がって顔真っ赤じゃん。それって泣いているってことでしょ。」
うわーひでー天然な奴が言うと威力増すな…そろそろだな…
「おい、お前らそろそろ授業始まるぞ。」
「泡っち、どうしたの。」
はぁ〜もういいや
「おいお前らそろそろ授業始めるぞ。」
◇◇◇
放課後…生徒会室にて
「もうすぐすると体育大会だな。ということで企画の準備を始めるとする。まず、新しい種目一種を決めなくてはならない。いい案があるものは挙手をしてくれ。」
バシっと手が上がる
「倉橋何か案でもあるのか?」
「尻尾取りなんてどうですか?」
「尻尾取り…また変わったアイデアだな。」
「はい、球がついた尻尾をア⚫︎ルにはめて、全校生徒でそれを奪い合い、取った尻尾の数だけ点数になるというのはどうでしょう。」
いやいや…それ18禁だから!
「変わったアイデアだったな…まあ、クラス対抗の四つのA〜Dまでのグループで戦うからそれも面白そうだな。ところでア⚫︎ルってなんだ。」
「ア⚫︎ルっていうのはお尻の⚫︎⚫︎のことですよ。」
「え⁉︎それは…ダメに決まってるだろ。他に案はないか。」
5分経過
10分経過
15分経過
「仕方がない、明日までに考えておいてくれ。今日は解散。」
「ねぇ。泡尾君今週の日曜日は暇?」
「ええ、暇ですよアオイさん」
「デートでもしない?」
こうして、今日も普通の1日は終わる。