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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【2章・隠者は待ち続けた(後編)】
49/282

【2ー17】

【2ー17】


「私達が部屋に入ったとき、カギは閉まっていた。この部屋のカードキーは何処にあったんだ?」


何時の間にか戻ってきていた小金井が私の問いを引き継いだ。


「カードキーはベットのライトスタンドの下に置いてあった。血液が飛び散っていたから事件当時そこにあったのは間違いない。マスターキーは持ち出すのに許可が居るからスタッフが内密に持ち出すのは不可能。今日の記録もお前達が持ってこさせた時のみ。カードキーの複製はほぼ不可能」

「窓は内側から鍵を閉めるタイプで閉まっていました。また内側からしか開きません。つまりは」


眼鏡の少年探偵が活き活きしそうである。


「密室殺人ってやつかよ」

「オートロックではないから、犯人が居るとしたら中から鍵を閉めてもらった事になる」


それは不可能だ。久米川は即死だったようだし。

しかし、自殺とするには妙である。


「血痕は何処まで続いているんですか?」

「ここで一旦途切れた後、エレベーターに少量。そこから先は無理だった」

「久米川さんが流血しながらエレベーターまで行った?

そんな筈はないから、それが犯人の浴びた返り血だとすると」

「普通にドアから出てエレベーターに乗って逃走した。どうにかして309号室の鍵を閉めて」


おかしいよね、うん。

眼鏡の少年探偵来ないかなぁ。どこぞの孫でもいい。


「お前達が部屋に入ったとき何処かに隠れていたんじゃないか」

「ないなーい。それに廊下にはマスターキーを持ってきて貰ったホテルスタッフが居たから、誰か出てきたら気付くし」


鍵を複製したか、マスターキーを盗み出したか。

そういえば、と小金井に帳簿データのことを聞く。


「被害者のタブレットPCには帳簿データが確認できた。改ざんされているかは今解析している」


しかし、殺害してからそんな悠長な事をしているとも思えない。

何か引っかかっているのだが、それが何かが分からなかった。


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