【2ー9】
【2ー9】
璃瑠が服を脱ぐのに手こずっているのを手伝ってやるか無視する悩んで先にいく事にした。
日々の疲れとか憂いとか黒い物を全部落とすように私は湯に浸かる。
思わず熱いお湯に府抜けた声が出る。
世の中の全てがどうでも良くなるな。
ここの温泉はかなり硫黄の匂いが強い。人によっては苦手かもしれない。
「璃瑠やっと来たか。
……そんなにきっちりタオル巻かなくたって良いじゃん。私達しか居ないんだから」
「だって恥ずかしいですし」
璃瑠は俯きながら言葉を放った。
こうして見ると璃瑠の肌は相変わらず羨ましい。雪解けのように透き通る肌に濡れて枝垂れた髪が張り付いて妙な色気がある。
湯気に縁取られた四肢は少し朱に染まり恥ずかしそうな所為に少しばかり私は動揺した。
「恥ずかしいも何も、璃瑠みたいな小学生体型じゃ隠すところないだろ」
「……発育の良い方がやっぱり良いんでしょうか」
「へ? いや、どうなんだろう。でも世の中の殿方は身長低い方が好きなんじゃないかな」
世の中の三分の二はロリコンだと課長が言っていたから。
「世の中とかじゃなくて、その……み、美樹さんはどうなんですか?」
「私!?」
思わぬ質問に素っ頓狂な声が出た。浴場にそれが響き渡る。
意味が分からないぞ。
「どうなんですか?」
ぐいっと璃瑠が迫ってくる。
「えーと、あの、そうだなー、私は小さい方が可愛らしくて良いのではないかと思う次第です」
私がそう答えると璃瑠は照れた顔をした。そして私に近い事に気づいたのか慌てて離れる。
逆上せたのか顔が赤い。
「大丈夫か、顔赤いけど」
「だ、誰の所為だと思ってるんですか!?」
「知らないよ」