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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【2章・隠者は待ち続けた(前編)】
34/282

【2ー2】

【2ー2】


翌日、私達は東海道線の特急に乗っていた。手回しが良いと言うか、璃瑠は昨日のうちに箱根の温泉地のホテルに部屋を一つ予約し、特急の指定席を取っていた。

オフシーズンですから簡単でしたよ、と璃瑠は笑ったが私は一言も温泉とは言っていないのだが。まぁ別に良いけれど。

車内でサンドイッチをかじりながら璃瑠は観光ガイド本を眺めている。


「美樹さん、何処に行きたいですか? 宿はとったんですけれど、行き先は決めてないので」

「任せるよ」

「つれないですね」


そう言いながらも璃瑠は上機嫌であった。浮かれまくっている。

ドット柄のシフォンのワンピースなんて着ている。私服姿はなかなか見る事はないので妙な感じである。


朝会ってから今の今までジト目でない璃瑠なんぞ気味が悪くて仕方がない。

旅行に浮かれるなんて年相応な所もあるじゃないかと思った。


「あ、ここなんて良いんじゃないですか」

「遠くないか?」

「タクシーで一時間かかりませんよ」

「タクシーなんて乗ったら蕁麻疹が出るよ」


貧乏性の体だから。

歩けば良いじゃん。


「じゃあここは?」

「うーむ、新婚旅行じゃあるまいし」

「新……な、何馬鹿な事言ってるんですか!?」

「そんなに怒ることでもないでしょ……」


私のぼやきは璃瑠のビンタで打ち止めを食らった、何故だ。


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