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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【14章・女神は振り向いた】
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【14ー4】

【14ー4】


『突然、この様な形で日本国民の皆様方へメッセージを送る無礼を許していただきたい。私は東洋日本グループの代表である野方です。

今回は我がグループ企業の決算報告でもなく、不祥事にたいするお詫びでもなく私個人としてメッセージを送ろうと思います。


さて、皆様は三日前に起きた東京スカイツリー占拠事件をご存知でしょうか。職員19名を人質にした武装グループによるこの事件に対し政府は明確な対応を示せず迅速な行動に移れなかった。

しかし、勇気ある有志達がこれに乗り込み人質を解放したという事実は一切公表されていない。


何故か。

あろうことか政府は有志達である彼等をテロリストと断定し有無を言わさず制圧したのです。

彼等が現議員制度に反対する集団であることを理由に。


武装グループへの打つ手もなく、その手をこまねいていた弱腰の政府は、その窮地を救った彼等を政府に都合が悪いからと弾圧した。これが、許される事態でありましょうか、いや断じてない。


しかし、国民である我々がどの様な声を上げようと政府は省みることすらしないでしょう。思えば政府はいつもそうだ。


今も大きな問題を残した移民政策も、解決されていない関之内島の不法占領問題も、前首相の不法献金問題も政府はいつ国民の声を聞いたというのですか、耳を塞ぎ我等の存在を無かったことにしたのです!


自浄能力など残っていない。外部からの風を受け入れる門戸もない。もはや彼等に何の希望もない。そんなものに、我々の明日を預けるというのですか。それを皆様は許すというのですか。


いや、私にはそんな暴挙を見逃すことなどとても出来ない! いつかはその声をあげなければ、その意志を打ち立てねば彼等は変わろうともせず、

また自らの利益への欲に塗れ、傲慢な態度を隠そうともせず、我々国民を何とも思わず果ては馬鹿にして、そんな彼等はいつまでも彼等の強欲にして愚かな行為を繰り返すばかりだ! そうしてこの国は滅ぶべくして滅ぶ!


それを私は耐えられない! 何かに任せ受け身でいる日々は今日で終わり全てを変えていく時がきたのです!


私は日本政府に対し独立特区の成立の要求を致します! 古びた頭の者たちではなく、我々の想いが言葉がかたちとなる国を新たに立ち上げるのです!


私はそれに皆様の意志を問いたい。

変わり変えていく意志なのか、それとも斜陽に身を委ねつづけるのか。


この新たなる独立特区の承認要求は黙殺も封殺もされるわけにはいかない。これは皆様の意志をもってして強固たるものと変わる。


今日、ここで私は新日本国の成立を宣言致します!』


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