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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【13章・塔は開かれた】
233/282

【13ー2】

【13ー2】


石神佐樹の5ナンバー、プレッシャーリージョンは周辺の空間にプレッシャーをかけることで全ての物へ影響を与える魔法だった。

だから、そこへ侵入した人も魔法も銃弾も下へと押しつぶされ真っ直ぐ飛ぶ事は不可能になる。


「3.02A-04Qアサルトビット、3.02A-05Mインペリアルバスター」


石神佐樹が自身の周囲の空気をなぞる。指の軌跡の端から結晶が生まれて行く。結晶は舞い落ちていくと一斉に向きを変えて勢いよく射出された。

それに合わせて石神佐樹はハンドガンを腰から提げた拡張レールに接続すると魔力砲撃を放つ。轟音とともに莫大な魔力を絡ませた弾丸が美樹へと向かう。


砲撃と誘導弾の多重攻撃。美樹は目の前の空を蹴っ飛ばすと宙返りして砲撃をギリギリで回避する。体表を熱さが一瞬よぎる。砲撃から散る火花が美樹の

服の一部を焦がす。美樹が無数の誘導弾へ向かって砲撃を放った。

光の柱の如く、伸びたそれが石神佐樹のばら撒いた結晶を吹き飛ばす。砲撃を放ったまま銃口の向きを変え砲撃で片っ端から撃ち落とす。


「これは……」

「ここで堕とすと言った!」


空中で踏ん張ると黒蛇の引き金を引く。


「3.02A-02D:2.02-02-01Cジェノブレイカー!」


轟音とともに巨大な光芒のうねりが射出される。それを見て石神佐樹は後ろへ飛んで距離をとる。石神佐樹の周囲のフィールドとも呼べるプレッシャーリージョンの発動領域に美樹の砲撃が届くと砲撃は下向きに逸れた。


「正攻法じゃ無理ってことか」

「これ以上、付き合う気はないわ。私にはやるべき事がある、こんな所で時間を潰すわけにはいかないの」

「随分とつれねぇじゃねーか」

「届かない攻撃でどうしようというの」


石神佐樹がハンドガンを二丁交互に撃つ。空を穿つ細い閃光が向かってくる。美樹は魔力盾を貼ったまま空を蹴った。片手で連結を解除して射撃形態に移行した黒蛇を連射する。

石神佐樹のフィールドに届かない距離を保ちながら互いに並行しあったまま二人は撃ち合う。


石神佐樹の射撃は精確だった。空中制御の中で一瞬生まれる隙を精確に狙ってくる。

だがしかし。


「ずれろ!」


精確なその一撃を回避しきれない瞬間、美樹はスライドシフトを発動させた。自身の周囲の空間を突き動かす。その姿勢からは想像できないほど美樹は高速で動いた。

自分自身をずらすことで、攻撃を回避して行く。


「姑息な」


石神佐樹の攻撃を回避していくも、美樹の反撃として放たれる射撃はてんで的外れだった。

プレッシャーリージョンの発動領域に侵入することで、弾丸の軌道は下に逸れる。しかし、それだけでは説明出来ないほど的外れな攻撃だった。


「そんな攻撃で!」

「……見えた」

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