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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【12章・太陽は沈んだ】
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【12ー1】

【12ー1】


新宿あらやどの所有するというペンションは二階建ての小さなものであった。木製のドアをノックする。


「すいまーせーん!」


片っ端から聞き込みをしてようやく見つけた新宿の居場所。アルカナ計画の根幹を握る人物。


「ごめんくださーい!」


その人物がここに居る。璃瑠を美智を運命へと巻き込んだ人物が。

私達の抱えた謎を解き明かすかもしれない人物が。

彼女を保護し連れて帰る。


「あのー! 新宿さーん!」


どんな人物であろうか。

背にハンドガンを握った手を隠して。額には季節に似合わない汗が滲む。

六課に状況によっては消せとまで言われた人物だ。危険なのかもしれない。第一アルカナ計画なんていう狂った計画に関わっていた人物だ。まともな人間とは思えない。


……。


「ていうか、出て来いよ!」

「美樹さん、落ち着いて」

「どんだけ焦らすんだよ! もう考えることなくなっちゃったよ!」

「何やってんだ、お前ら人ん家の前で」


私達の後ろに立っていたのは背の低い女性だった。成人女性ながら璃瑠よりも低い。化粧は薄く装飾品の類もない。

肩くらいまである髪は無造作に切られていた。上下スウェットにジャンパーと身なりに気を配って居る様には見えない。


「そこオレの家なんだけど、お前ら何だ?」

「オレの家……って、あんたがまさか新宿なのか」

「そうだが」


私はハンドガンを構える。


「公安部公安第六課超自然現象及び事件特別対策係だ。新宿真里亞、一緒に来てもらおう」

「あぁ、となるとそこのちっこいのはもしかして落合璃瑠か」


新宿は手から提げていた大きく膨らんだビニール袋を私達に突き付けて見せた。


「まぁ、上がれよ。お前らの為に買い込んで来たんだから」

「え?」

「沢山来られると何の用意もないんでね、駅前までわざわざ下りて買って来たんだ。たいしたものは出せないが、ワインならあるぞ」

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