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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【10章・星は意味をもった】
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【10ー8】

【10ー8】


弘佳が何かを構えたのを見て美樹は魔力盾を展開する。

魔力盾に勢いよく何かが衝突した。

その勢いに負けてよろめく。衝突したそれは、銛のようなものだった。太く長い銀の円柱の先に刃渡り30CM程の刃がついていた。その円柱の尻には矢尻のような、形状となっていた。


「弓矢!?」


弘佳が弓の弦に矢をつがえる。

アーチェリーの弓の形状に似ていた。

ただ一つ違うのは巨大で重厚なこと。その純白の身を握りしめ弘佳が矢を引く。


「穿て」

「っ、スライドシフト!」


美樹が視点の先に力を込めて左手を払う。弓から放たれた矢の位置をずらす。


「高速移動? いや、違いますわね。矢の位置をずらした?」

「でぇい!」


美樹が引き金を引く。拡張バレル内で力場が生成される。それによって加速されて打ち出された魔力が空間を呑み込みながら突き進む。

弘佳が矢をつがえ弦を極限まで張り詰めさせる。


「穿て、2.01A-02Vヴァンデッドブリンガー


弘佳の引いた矢に光が集束する。美樹の放った砲撃に呑まれんとした一瞬で弘佳は指を離す。矢は美樹の砲撃を切り裂いて跳んだ。

放った砲撃を切り裂いて翔んできた矢を見て咄嗟に魔力盾を美樹は貼る。矢が魔力盾に触れた途端魔力盾を通過して矢は翔んだ。

血飛沫が視界の端で舞い上がった。右肩を掠めた矢と、遅れてきた痛み。

美樹は顔をしかめる。


「魔力盾を貫通した!?」


強固な壁である魔力盾を一撃で貫通するとは。しかも、魔力砲撃すら貫いてだ。


「どんな威力してんだよ!?」

「2.01A-02Vヴァンデッドブリンガー」


弘佳が限界まで絞った弦を放つ。開放された矢が推進力をバネに、飛翔する。

魔力盾を貼る。指先で幾何学模様が踊り、その光の奇跡に沿って魔力が凝固し壁となる。

美樹の貼った魔力盾に矢が激突する。

薄い紙を切り裂くかの様にいともたやすく矢は盾を貫いた。


「っーー!」

「穿て」

「3.02B-04Uリアクトチェーン」


弘佳の矢を引く手に何処からか出現した鎖が絡みついた。


「!?」

「こより!?」


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