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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【8章・正義は遺した】
150/282

【8ー6】

【8ー6】


梨花に私の推理を語って聞かせた。

そして、もし当たっているなら正直に答えてほしい、と。


「どうだ?」

「あの美樹ちゃん? あたし、あの部屋に瞬間移動したりしてないよ?」

「正直に答えてくれ」

「だから、あたしはずっとリビングでオセロやってたから」


携帯電話にオセロゲームをインストールしてあげたせいで、私はオセロ中毒者を生み出してしまったのかもしれない。

いや、もともと病的だよ。

病室のドアが空いて看護士が入ってきた。


「伏見さん、困ります。面会時間外に押しかけないでください」

「すいません。緊急だったんで」

「出て行ってください。投薬の時間なんです」


銀のトレイに注射器が載っていた。それを持った看護士の横に護衛の為か男が二人ついていた。


護衛の為についでに私が居てもいいじゃん。


「投薬の時間……?」


何がさっきから引っかかっているんだ。

立川裕子が犯人と争っている物音で私達は部屋に向かった。けれど立川裕子はもっと前に殺害されており、争っている物音は第三者と梨花の物だと思った。

けれど梨花は否定した。梨花が居ないなら第三者は何故あれ程の物音を立てたのだ。

逆に考え直せ。物音を立てる必要があったのだ。

久米川殺害事件の時は犯人は物音を立てることによって擬似的な密室を作り出した。


なら今回の事件もあれだけの物音を何かの目的をもって立てたのではないだろうか。

それはなんだ。立川をあの時間に発見させなければならない理由。


それに犯人の逃走経路も分からない。瞬間移動だと思っていたから逃走経路は必要無かった。

だが、梨花が犯人でないとするなら犯人は何処から逃げた。

犯人も瞬間移動を所有して居たとしたら?

なら物音を立てる理由は何だ。梨花が嘘をついていて梨花と接触したのか?


「看護士さん。あたし逃げないから拘束具外してもらえませんか」

「それは出来ません」

「だって痣になっちゃう」


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