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あさきゆめみしきみへ  作者: 茶竹抹茶竹
【7章・女帝は残された】
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【7ー12】

【7ー12】


警察に話をつけてきます、そう言って璃瑠は去ってしまった。事情聴取もひとまず終わってしまったし、私はどうしようか、と璃瑠に聞くと璃瑠は、美樹さんは馬鹿ですか。と私に言った。


「六課の担当する事件でしょうが、これは」


璃瑠の言葉を反芻しながら、私は現場である立川裕子の部屋に足を踏み入れた。

思うにね、公安六課の評判が悪いのは魔法が絡んでると分かるや否や色々と無理やり追い出しにかかるところだと私は推測するわけだ。

さっきまで動いていた所轄を追い出しにかかるんだもの。そりゃ反感買うよ。あと、私と璃瑠だけじゃ、現場検証すら出来ないのだが。

一通りは終わっているらしいので、まあいいか。


部屋は生臭かった。水槽が割れて中が溢れているせいだ。


「美樹さん」

「璃瑠、どうした?」


璃瑠がこの部屋まで上がってきていた。


「いえ、高田梨花の収容を完了したとの報告がありました。準備が整いしだい立川裕子殺害容疑で事情聴取になるかと」

「そうか……ぁぇ?  立川裕子殺害容疑?」

「?」

「なんであいつが?」

「はい?」

「いやだって、あれ?  もうそんなに話が進んでたっけ?」


私まだ何の推理もしてないよ。


「いや、犯人と被害者が争っていた時間に家に居たのは第一発見者の上井博彦と美樹さんと高田梨花だけですよね?」

「うん。霊体とかカウントしないなら」

「見えるんですか」

「第六感どころか第八感くらいまであるよ」

「余ってるなら分けてくださいよ。それで争っている物音がした時にアリバイがないのは?」

「私と上井さんは一緒だったから、……なるほど、そういうことか。梨花アリバイねーよ!」

「馬鹿かな、この人」

「璃瑠、思考が漏れてる、漏れてる」

「第八感じゃないですか?  それで、高田梨花の5ナンバーは瞬間移動の可能性があります」


私と上井が玄関に居た時に梨花はリビングに居たはずである。その時に犯人と立川が争う物音がして、私と上井は部屋に向かった。部屋の手前で物音が止んで中に入ると立川が絞殺されていた。

もし仮に梨花が瞬間移動を持っているなら私と上井が玄関にいる間に立川の部屋に瞬間移動して殺害し私達が部屋に入る前にリビングに瞬間移動で戻ったことになる。

梨花にアリバイはない。


「なるほど」

「私達はこの事件が瞬間移動であるという立証をするための証拠を見つけましょう」

「あるのかねーそんなもの」

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