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星野満のエッセイシリーズ

当て馬の男性が好き

作者: 星野 満

私は昔から少女漫画でヒロインを一途に愛する男=当て馬君がけっこう好きなんです。


ヒロインの相手役(本命君)はずっと好きなイケメン先輩か、もしくはなにか気になるヤンチャな男の子。

このどちらか2パターンがとても多いです。

読者ヒロインの求める男の子のタイプなのでしょうか。


結論からいうと、ヒロインが好きな本命君と紆余曲折する為に、当て馬君を設けて三角関係にして物語を面白おかしく作るわけです。


それで少女漫画のターゲット層は、10代~20代が主流なので、大概ヒロインが好きになる本命君はイケメンで不良系。

あるいは、キラキラの王道の王子様どちらかが多い。


(この辺は自分の愛読する漫画が偏ってるのかもしれませんが......)


そうなると自分は、主役の男より()()()()に断然メチャクチャ惹かれるのです。


どうも作者は、ヒロインと本命君を目立つように描きたいが為か、当て馬君は大人しいお人よしな性格に設定することが多い。


ヒロインから見れば、よくいう「いい人」止まりなタイプ。


ヒロインが落ち込んだり、本命君に振り回されてシンドイ時に助けて寄り添ってくれるようないい人。

そんな優しくて穏やかで温かい当て馬君。

まるで優しい理想のお父さんか、お兄さんか、幼馴染か、はたまた従兄弟さんか!


実際の大好きな当て馬君の原作の例をあげるとすれば、べらぼうにたくさんあるんですけど。


1例は、バレエ漫画の金字塔と思っている山岸凉子先生の「アラベスク第2部」のノンナを愛するレミル・ブロウ。

彼は一途にパートナーのノンナを愛する訳です。

明るくて素直で絶対友達多いタイプ。

今でいえばリア充って子かな(もう死語だったりして....)


あ、でもノンナの本命のミロノフ先生みたいなタイプはメチャ大好きです。

渋くて寡黙で師匠って感じです(前述の本命君とはタイプが違う~)


1例を失敗したので、もう一つの作品一条ゆかり先生の「砂の城」のロベール編集長です。

この方も渋めのナイスガイ。


絵本作家になったヒロインのナタリーをずっと友人として支えている方。

この方もナタリー大好きと一筋なんですね。


もう、死んだ恋人の事ばかり思ってるナタリーより、ロベールさんは、とっとと、他にいい女性見つけて結婚して欲しかったわけですわ。

自分としてはショタの王子様のフランシスより、こっちと絶対にくっついて欲しかったのに。


更に頭に来るのは、本命のフランシスはヒロインのナタリーを幸福にできなかった。

ロベール編集長からしてみたら、最悪ショックですわ。


あ、「ですわ」を使っちゃったわ。

この「ですわ」は異世界系貴族系だけでよいのです。


とまあ、このように自分が描くヒロインは、前述した当て馬君と結婚したり恋人になれば、平凡でも一生幸せにしてくれると思うわけです。


なので、私が書く本命は当て馬君タイプの「いい人」を書いていくのでしょう。


王道の本命が当て馬になるという、逆パターンとすれば自分の描く当て馬は、本来主役級の本命君ですよ。


派手でカッコ良い、イケメンでヤンチャで狡賢い面もあるダークなヒーロー。


若い女の子は不良系が好きな子が多い気がします。

なので、一般の人と趣味が違うから、よほど面白いストーリーにしないと難しいですわ。


でもいいのです。

自分くらいは、脇役扱いされている当て馬君を何よりもセンターにさせたいのですわ。


あ、また「ですわ」を多用してしまいました!?


当て馬君、自分は最後まで当て馬命だからね、お互いがんばろうね!


はあエッセイ書いたら長~い小説に戻らねば~。自分もがんばろう!

エッセイは、思った事がかけてスッキリしますね~ほんま。


最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。<(_ _)>


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― 新着の感想 ―
[一言]  こんばんは。  今日はありがとうございました。ビックリしましたがそれ以上に嬉しかったです。  当て馬君。素敵な当て馬君多いですよね。個人的に「オルフェウスの窓」のレオニード・ユスーポフ公爵…
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