プロローグ:レイガー
どうも
初めての投稿なので四苦八苦しております
拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。
ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…
暗く静かな森にその集団は走っていた。
その集団は4人の男女で形成されていた。
重厚な鎧を身につけた大柄の男、弓矢を持ち、身軽そうな服を着た女性、黒くとんがった魔女帽子を被ったいかにもな服装の魔女の女性、端正な顔立ちしており短剣を腰に差している男性
4人は走っていた月明かりが照らす暗い森を額に大量の脂汗をかき、髪は乱れ、服はボロボロ、しかし彼らは脇目も振らず走った。全ては彼らを恐怖に陥れた[何か]から逃れる為に
「何だよ…何なんだよ!何なんだよあれは!?」「知らないわよ!」「2人とも言い争ってる暇なんて無いですよ!」「そうだ!早く逃げないと…あれは、あれはやばい!」
彼らは森を彷徨い走る。出口はまだか、出口はまだかとひたすら走る。
その時だった。
彼らとはまた別の影が走った。[それ]は全身をローブで覆い袖から長い爪を光らせ月下の森を音もなく走る。気配を殺し恐ろしい速さで集団に追いついた。[それ]はまず、その長い爪で魔女を切り裂いた。
切り裂かれた魔女は断末魔をあげることも無く血しぶきをあげながら息絶えた。
「エミリー!? くそ!やるしかないのか…」「やるのか!?クラウン!」
クラウン「やるしかないだろ!構えろ!ファン!ユーリ!」
大柄の男、クラウンが叫ぶ。それに合わせて弓矢の女、ファンは弓を構え、端正な顔立ちのユーリは短剣を構える。覚悟を決めた目付きで[それ]を睨みつけた。全ては[それ]から逃れる為に、死んだエミリーの仇を討つために。そして彼らの前に立つローブの[それ]は遂に口を開き、くぐもった声で
「無駄だ…諦めろ…」
[それ]がそう言い放った瞬間、[それ]はクラウンらの視界から消えた。
クラウン「どこだ!?どこにいる!?」
ユーリ「消えた!?なんて速さだよ…!」
ファン「みんな気を抜かないで!気を抜いたら…やられる…!」
その瞬間!
「ぎゃああああああああ!!」
彼らの周囲に無数の閃光が走り、彼らをズタズタにしていった。彼らは理解不能だった。
[何故?何?何が起きた?どうしてこうなった?]
訳もわからないままやられ、彼らは今起きた出来事を理解不能のまま息絶え、血の海に沈んだ。
「侵入者…排除完了…こいつらは手練と聞いていたが…そうでもなかったな…噂は当てにならんということか…」
そうして[それ]はローブを脱ぎ去った。その姿は金の差し色が入ったシンプルなデザインの鎧に全身を包んでいた。頭部は虎とも豹とも言えるような獣の顔のフルフェイスの兜が顔全体をすっぽり覆い、金髪の背中まで伸びる長髪を揺らしていた。彼の名はレイガー、魔王直属の配下であり[守護獣]の異名を持つ戦士である。
レイガー「ふふふ…これから魔王さまに報告をしなければ…褒美が沢山貰える様に期待しよう…また四天王の奴らがグチグチ言ってくるだろうがな…ふふふふふふ…」
大変だった…(:.;゜;Д;゜;.:)ハァハァ
楽しいけどその分疲れました_(:3」∠)_
これからも頑張っていきます٩(。•ω•。)و