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考える人(考えてない)

考える人ってなに考えてるんですかね?(唐突)


今回はちょっと短いです。

「......大丈夫だよね?」


 ミオが声の主を心配する。まあ、死んではいないだろう。大丈夫だ。


「大丈夫だろ。それじゃあ、後一体スライム倒して帰るか」

「何を言っているの?見に行くよ?」

「何言ってんの?」


 見に行ってけがをしていたら面倒くさいじゃないか。それにお金を要求されるかもしれない。そんなことは、許してはならない。


「ほら、行くよ」

「どうしてだよ!」

「別にいいわよ。行かないなら私だけで行くわ」

「おう、行ってこい」

「え?そこは、一緒に行くところだよね」

「知らねえよ」


 どうして、一緒に行くと思った。行って欲しければ金を積め。まあ、少し詰めれたところで行かないがな。失う可能性があるから。


「じゃあ、今回の報酬は全部ガキのものでいいから」

「分かった。なら行こう」


 自分のことよりもまだ見ぬ誰かのために行動する。人間の鏡だな。そして、ちょろい。ごちそうさまです。


「......初めから行く気だった?」

「そんなことないよ?」


 嘘じゃないよ。本当だよ。


「まあ、いいわ。行きましょう」

「そうだな」


 ドキドキしながら向かう。何もなければいいな。面倒くさいから、早く帰りたい。


 そして、向かった先には......焼けた地面と無傷の人が経っていた。


「「え?」」


 俺はそれを見てすぐに決めた。


「よし、帰ろう」

「待ちなさいよ!」

「ちっ」


 怪我がなかったなら帰って良いだろう。それに俺の本能が告げているんだ。面倒くさいことになるから早く帰れと。


「ほら謝って」

「お前は俺の母親か」

「まだそんな年じゃ......ってそんなことはどうでも良いのよ。早く謝って」

「スミマセン」


 ほら、急に謝られても困るって。完全に困惑してしまっているもの。

 そんな状態から数秒後復活し、その男はついに口を開いた。


「ここはどこだ」

「さぁ?」


 どこなんだろうね。俺は知らないよ。多分その辺の野原だよ。


「ここは、ルズベリーの近くにある野原よ」

「ルズベリー」


 それを聞くと男は少し考えるような仕草をしてから再び口を開いた。


「町を案内してくれないか。ここに来るのは初めてなんだ」

「なら、おか..いてっ」

「ちょっと黙ってなさいよ。えぇ、もちろん良いわよ」


 あぁ、せっかくお金を稼ぐチャンスだったかもしれないのに......勿体ない。


「ありがとう。お礼はできればさせてもらうよ」

「まあ、あまり無理をしなくて良いわよ」


 そんな感じの話をしている間に俺はスライムを一匹倒して核を回収する。俺ってば優秀。


「さあ、行くわよ」

「あ、俺は冒険者ギルドに行ってくる。後で気が向いたら合流する」


 尚、気は絶対に向かない。

 今回の取り分は全部俺のものだ。ありがとう、名前の知らない人。俺の魔法を受けて無傷だったのは少し腹がったったがありがとう。おかげでお金が多く手に入ったよ。


「さて、さっさと受け取って帰ろう」


 この判断が、後に自分の取り分を減らすことになることをこの時俺はまだ知らなかった。

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