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中年派遣男子のやってられない日常  作者: 中年派遣男子
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正規にして安定させて小銭をつかませてやったら結婚とかするんじゃない?(笑)とかってどこかで本気で思ってる政府なんて沈没しろ

非正規が大量に増えたせいで、結婚できないものが増え、子をなさないものが増えた。


だから、ここらで非正規を救えば、結婚に気持ちが向いたり、子供をもうけたりするものが増えるんじゃないか?


政府はどうやら本気でこう思っている節がある。


将来の生活保護予備軍を減らすだけでなく、不健全だった国民層(自分達にとって利益の薄かった層)を健全化(利益化)しようと、うっすらと本気で考えてる。


マジですか(笑)


バカもいいかげんにしろ。そこまで都合よく動いてやる非正規がどこにいる。


みんな世のなかに苦しめられて、搾取されてきたのに、どうして世間に報いなければならない。


恨みはあっても感謝なし。


だから、政府の思惑通りには絶対になりたくないと思う層も少なくないと思う。


別にひねくれてない。正常だと思う。自分達がどう扱われてきたか、わかっていたら、天邪鬼にならないほうが異常だ。


バカだ。状況が把握できてなくておめでたいだけだ。


多くの非正規が求めている生活は、もう組織に戻って、バリバリ働くことではない。


海の見える小さな町で、小さな安定と生活できるだけの糧を得て、のんびり暮らすことだ。


世間の中で評価にもまれて傷ついたり、つらく当たられたりする毎日から逃げたいのだ。


とにかく、のんびりだらだらと、でも大きな不安に襲われることなく、安定して暮らしたい。


もうお金も諦めている。バリバリ仕事したいなんて、いつ見たかもわからない遠い夢だ。取り戻したいとも思わない。


それなのに、世間は正規にしてやるから、がんばれという。いまさら?


ずっと正規だった人よりはずっとずっと低い待遇で?


モチベーションがどこにあるか、謎なんですけど?


ずっと非正規でダメ人間とされてきた人間は、新しい人間関係を求めない。


自分に自信がないからだ。


自分に対して否定的だし、他人を信じられないし、新しい人間関係の構築が困難になっている。


人並みの自信とはそれほど大事なものなのだ。


氷河期世代が失ったものの大きさを改めて感じさせる。


そこが欠けているのに、ちょっと仕事を安定させたら、結婚するだろうとか子供をもうけるだろうとか・・・もう吐き気がしてくる。


うんざりなんですけど。


こっちは求めてないし。


こっちが求めてるのは、組織とか人間からできるだけ離れた、静かで穏やかで、でも多少はいまより安定してる生活だよ。


多くを求めてないのだから、世間も政府も多くを求めてないでほしい。


それを「正規にしてやるから」といって、過剰にいろんなものをまた課そうとする。


いくらスパルタ教育が主体だった私たちのような世代でも、もう我慢したり頑張ったりするのは無理だ。


年もあるし、負け戦が続きすぎて、前向きさがゼロだしね。


静かに、穏やかに枯れていきたい。自然に囲まれて、意地悪な「正規」を排除した世界で生きていきたい。


私たちが求めているのは、認められることではなく、優しく解き放たれることなのです。


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