派遣が押し付けられる社員【1】
派遣が押し付けられる社員というのがいろいろあります。
それを見ていきたいと思います。
まず、派遣は能力が低いとみなされています。しかし、能力が低いから、ちゃんとした正社員を指導担当につけよう、とはならないわけです。
派遣を見下しているくせに、社員のなかでもとびきりの馬鹿を派遣にあてがうケースが非常に多い。
これは派遣をどう思っているかより、単に職場でうとまれている人の相手を派遣にさせるといった流れがどこの職場でもできてしまっているということ。
いっしょに仕事して問題になりそうな人、揉めそうな人、嫌な思いをさせそうな人というのは正社員間でも押し付け合いになります。
それらしい理由を見つけられなかった人に押し付けられる。
これじゃたまらん、不公平だということで、そういったクズをどうするか・・・派遣に押し付けです。
そんな問題児を押し付けられるわけですから、派遣がスムーズに職場に定着することが非常に少なくなっていくわけです。
ということで、こんな問題のある正社員と仕事をした、苦しめられている派遣を見たというサンプルが非常にたまってきたので、少しずつ書いていきたいと思います。
まずは、仕事を抱え込む人。
その人のやっている仕事がブラックボックス化している人です。こういった人、結構多いでしょ?
以前も書いてしまったんですが、もう一回取り上げちゃいます。
なぜなら、ここまでではなくても、この要素をもっている社員が非常に多いから。
こういったタイプが一番仕事を開放しないといけないのに、引継ぎにも向いていないため(人に教えられない)多くの派遣が泣かされるわけです。
さて、このタイプは残業も非常に多く、それが問題となっているケースも多い。
最近は働き方改革の問題もあるし、管理する側としてはさっさとどうにかしてしまいたいタイプです。
このタイプは、一人で仕事をしている、中身を人に見せない、どれぐらい時間がかかるかわからないケースがほとんどなので、残業も注意しにくいとなるのです。
そこで、こういった人から仕事をひっぺがすために投入されるのが派遣です。
「あの人の仕事を軽くしてあげて・・・」
なんて言いながら、上の人たちの意向は、「あいつの残業を減らしてくれ」「あいつの仕事がどんなんだか覗いて、習得してきてくれ(取り上げてくれ)」なわけです。
うとまれている社員のほうも、自分がどう思われているかは百も承知なわけです。で、仕事をオープンにしない。
派遣にもなかなか自分の仕事を引き継ぎません。
つまり、引き継ぎするつもりのない人間から、派遣社員がうまく仕事を巻き取らないといけないわけです。
そんなことできるのか?
結論からいえば、できません。絶対にうまくいきません、引き継ぎが。
このケースの場合、発信源(正社員)が仕事を開放するつもりがないので、習うほうがどんなにやる気があろうが関係ないのです。
しかし、このケースでコケても、責められるのは派遣側なのです。なぜか?
こういったこじらせ社員はもう職場からはすっかり諦められています。
でも正社員だから首にもできない。一方、派遣のほうには期待がかかっていました。結果、派遣は期待を裏切ることに。
これで「あいつはダメだったな」となるわけです。不公平にもほどがあるが、これが現実。
ろくでなしの正社員の場合は、うまくいかないことがもう当たり前となっていて、おとがめなし。
しかし、派遣はうまくいかなかったことの責めを負うわけです。
企業が派遣を雇っている理由のひとつに、いろんなことのうまくいかなかったことの責任を押し付けられるというのがあると思います。
うまくいかなかったのはあの派遣のせい・・・
そういった調整理由のために派遣を雇っているという本音は決して誰も口にしませんが、常にこれを実践しています。
社員間ではハラスメントになりそうなことも派遣だと握りつぶせるし、今の企業にとって、派遣という存在は非常に重宝する生き物になっているようです。




