メリットはいつも下の世代に(その1)
この前、雑誌でひさびさに拝見した元山一証券の社長。
正しい謝り方、みたいな記事だったかな。内容忘れたけど、久々にみた山一をクローズした社長の印象のでかさはすぐによみがえってきた。
「社員は悪くないんです」
そう言って泣きじゃくりながら頭を下げた山一最後の社長。
偉い方でしたね。
最後の最後の大変なことだけ俺におしつけやがって。
そう言いたい気持ちがあったと思います。実際、山一がつぶれたのって、この方じゃなくてもっと前に社長をしていた方々の采配ミスとかやりたい放題の積み重ねの結果だと思うし。
でも、そういった奴らはするっと逃げ切ったんだよね、大金がっぽりもらって。
あんなふうに山一の社長が泣きながら会見しているのを、笑ってみていたクソのような輩もいたでしょう。
「こいつ要領悪いな。俺は、いまでも天下り先でほくほくさ」ぐらいのことを思いながら。
根性の悪いひとって底なしに根性が悪いもんです。くやしいことにそういったひとのほうが勝つ世のなかになってしまってるけど。
でも、自分が大変不利な状況に置かれながらも、もっと弱い立場の人をちゃんと思いやれる人もいるんです。
世のなかまだまだ捨てたもんじゃない。
あの頃はそう思えましたが、いまはこういった立派なオトナも減りました(というか絶滅した。ネットの渦中で洗濯洗剤のように溶けちゃったのかな?)。
ということで、何が言いたいかといえば、大変な思いをしたからといって、メリットは享受できないという哀しいお話。
この山一の号泣社長は大変なことを押し付けられたわけですが、メリット(お金)にはならなかったはずです。
メリット(お金)は会社をつぶすようなことを多々していた歴代の社長たちに流れてしまっている。
世のなかそんなものなんです。




