派遣先で知るオトナの世界
本文は弱者(派遣社員)の目線で書かれています。
同じように非正規で窮屈に働く人たちに「そう、そう、やってられないよね」と思ってもらい、気分転換を図ってもらえたらうれしい。
なので、組織(企業)や正社員に対してはやや批判的というか、ちょっと厳しい視線を向けています。
正社員の方が読むと、「なんだよ、こっちばっかり責めやがって」と思われるかもしれない。
そしたら、負け犬の遠吠えだと思って(実際そうですし)、笑って受け流してもらえたらと思います。
ということで、本題です。
ずーっと働いてきて、いい年になっていて、それでも新しい会社に(派遣で)入れば、新しい世の中の側面を知ることができます。
(つぶれるような)中小ばかりで働いてきて(正社員で)、大手企業に派遣されると(時給がそこそこになると、大手になってしまう。募集数が圧倒的だからね。ほんとは中小企業とか外資がいいのに)、その内部事情に驚くことがあります。
まず、省庁などのおかみとのつながり。
これは中小企業で働いていてはのぞけない世界です。
たとえば、通信などの会社に勤めていると、正社員たちがお役人さんたちに気を使い、いろんな事業を進めようとしているのをのぞけたりします。
工事の認可とか得るためにへいこらしているくせに、まあ、陰ではボロカス言ってますね。
「役人のくせに」などの内容のないものにはじまり、個人的な容姿とかまで(言ってるほうもブスなんですけど)。
金融の会社だと、定期的にレポートを提出したりしているので、これもまた大変。
しかし、通信の会社ほど社員がアホではないというか、自制がきくので、不満の述べ方もちゃんとしてます。
サンプル少ないから何とも言えないけどね。
でも、通信系の会社って、ほんとめちゃくちゃな人が多いんですよね。
ブロードバンド、携帯、スマホと流行り、潤い続け、むちゃくちゃが許されてきたせいでしょうか(勢いはあるが、頭はつかえない。博打うちみたいなもの。成功したから良かっただけじゃん)。
派遣の募集も多いですが、避けたほうが良い業界です。
結局、大手から中小まで、体質が〇通〇です。どうして、時代が変わっても、あのカラーなんだろ。
不思議だけど、すごいっちゃーすごい。外部の人間が覗くと、びっくりする世界がひろがってますよ。
そのカラーのせいで、平均年齢が高し。
若い子はすぐにやめる。年寄りの吹き溜まりみたいになっている業界。
あと、びっくりしたのが、国の制度に守られている世界があるということ。
たとえば、不動産関連だと、取得推進の税金優遇・補助金だとか、エコがどうたらこうたらだとかで、いろんな便宜が図られてます。
なので、そういったことで潤うことになれてしまった業界の会社って、何もマーケティングとか営業とか、しなくてもいいんです。
ってゆーか、してるけど、効果を出してない。形だけです。
なぜなら、彼らは知ってるから。定期的にそういった国の政策の補助があるということを。
苦しい時期があっても、大丈夫、国がどうにかしてくれるっていうのがあるので、ほんとの焦りを知りません。
これもまたすごいなあと思った。ちょっと感動したもんね。今の時代でも結局こんな温室育ちな業界があるんだって。
リーマンショックも天災も苦労知らずですよ。
すごい不謹慎で許せないんだけど、そういった企業って天災が会社の有利に働くこともあるから、ほくそ笑む人もいるんだよね、他人の不幸を。
まさに自分の懐しか考えてないんですよ。少なくない人たちが(もちろん全員ではない)。
そういった会社の利益側面に気付いてないおバカさんもこまるけど(いるんです、こんな天然も)、そういったことになれて、何か起こったら仕事が楽になる(営業しなくてもいい)って思考になってたりするから、ほんとに許せん。
赤字か黒字かで必死になってる会社で勤めてきた身としては、ずるいというより、もはや馬鹿らしくてやってられない感じでした。
怒る気にもなれない。
で、そういった会社の社員たちってほんとに低俗。
なんとなく、入れるところに入っただけなのに、そういった恩恵にあずかってるのは、自分たちの努力の賜物だとふんぞり返っている。
たしかに運も実力のうちだけど、そういったものには当てはまらない事項です。
馬鹿いってんじゃないよ!(チコちゃん風)
こう言ってやりたいのを抑え(こういった努力を知らない業界の社員に限って、派遣など非正規を馬鹿にしがち。人の苦労とか世のなかの荒波を知らないからね)、派遣社員は日々働いているのです。
ああ、神様・・・ボーナスちょ~だい。