白竜と異世界生活!?
普通の高校生活をおくる向上 綾人は死んでしまったらしい。原因不明…。
死んでしまった綾人は気がつくとどこかわからないとこに来ていた。
目の前には椅子に座っている男の子がひとり。椅子に座っている男の子は自分は神様だと言っている。どうやら本当に神様のようだ。そして死んでしまった綾人は神様の力で異世界へと飛ばされた。
ここはいったいどこだ…。
暗い円形の部屋に子供の男の子が一人いる。
出口はない。
男の子は足を組み、俺に話しかけてきた。
「あなたはついさきほど死にました。」
俺はそんなバカのことあるわけないと目を瞑り少し笑った。
「そんなこと信じられるかよ」
男の子は俺の言葉を気にせずに話を続けた。
「ここは死後の世界の入り口、そして僕は神様です。あなたにはいまから今後どうするか選んでもらいます。」
どうやらこの俺、向上 綾人は生まれて16年で人選に終止符を打ってしまったらしい。
俺は神様に一歩近づいた。
「ここが死後の世界だってことはなんとなくだがわかったけど今後っていったいなんの話だ?このあとはお花畑のようなところでゆっくりと過ごすんじゃないのか」
神様はため息をもらした。
「あなたも他の方々と同じで死んだらお花畑に行くと思っているのですね」
「あぁそうだ。」
「あんなのはただの空想です。本当は記憶を全て消してまた新しく普通の世界で過ごすか、記憶はそのままで異世界へ行くかです。ですが最近はみんな新しく普通の世界で過ごす方を選んでいるので僕てきにはあなたを異世界へ行かしたいのですが」
俺は自信満々の顔で答えた。
「俺が普通の世界へ戻ると思うか、俺は神様がなんて言おうと異世界へ行かせてもらう。」
神様は少し笑って立ち上がった。
「あなたならそう言ってもらえると思いました。それでは向上 綾人あなたを異世界へ転送します。」
俺の頭上から光が降ってきて俺は光に向かって吸い上げられていった。したを見てみると
神様が何かを言ってる。
「どこへ飛ばされるかは僕にもわかりませんからお気をつけて!」
最後の言葉は俺には聞き取れなかった。そして俺は光に包まれた。
★★★
俺は目を覚ました。
岩の上に立っていてあたりには岩でできた道が広がっていて少し薄暗い、どうやら俺は洞窟のような場所に飛ばされたようだ。
アイテムのなければ仲間もいない情報を集めるための人すらいない。
最悪だ…。
「グァァ!」
何かの吠える音が聞こえた。
俺は音のする方へ走って行った。すると、黒竜と白竜が戦っていた。白竜は何かをかばって戦っているのか羽を広げているだけで飛ぼうとしない。俺は目を凝らして見てみると小さなドラゴンが見えた。どうやら白竜は子供をかばいながら戦っているようだ。
黒竜は白竜に向かえって勢いよく突進して行った。
白竜は避けることなく体でその攻撃を受けた。すると、その反動で子供のドラゴンは岩から落ちてしまった。
俺は子供のドラゴンに向かえって走り子供のドラゴンが落ちる前に飛びつきドラゴンを救った。白竜は黒竜をなぎ払い俺のところまで来た。
「こんなところに人が来るとは思わなかった、私の子を救ってもらい感謝します。ひとつお願いなのですが、あの黒竜は私では勝てません、なのでその子を連れて逃げてもらえないでしょうか」
白竜はとても急いでいた。俺はドラゴンが話すこととか白色のドラゴンがメスだったこととか聞きたいことがたくさんあったがそんなことは関係なく答えてしまった。
「わかった」
白竜は俺に一礼すると俺の頭に口をつけてきた。すると、俺の頭の中に洞窟の出口までの道が映し出された。
「ではお願いします」
その言葉を残して白竜はいってしまった。
俺は何もわからないまま子供の白竜を抱えて出口まで走っていった。
俺はがむしゃらに走った。
なんとか洞窟から出ることに成功した。
抱きかかえている白竜を見てみるとすっかり寝ている。
「かわいいな」
俺は思わず声に出してしまった。
白竜の寝顔をみると今までの疲れが吹っ飛んでしまった。
親の白竜のことはきになるけれど戻ってる余裕はない。
とりあえず街を目指して歩くことに決めた。
こうしてアイテムも装備も情報もなく一匹の最上級モンスターと一緒に俺の異世界生活は始まった。
次は街について色々情報収集かな笑笑
楽しみに待っていてください。