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お陰様でくーぴーたん  作者: 稲村正輝
第1章 「黎明」
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第56話 「幸福のジェノサイド」

学長室へ向かうまでの間、俺は様々なことを考えていた。ギャル男についてだ。俺はギャル男さえこの世から削除してしまえば、明るい未来がやってくると信じている。世の中には悪と位置づけられる事柄がたくさんあるが、ギャル男は絶対悪であり、必要悪ではない。こう言ってしまえば、悪の定義を覆すことになってしまうだろうが、俺の中ではギャル男は絶対悪以外の何者でもないのである。だから必要悪ではないのだ。ちなみに、俺の考える必要悪とは便所にマットとスリッパが両方ある状態のこととかである。


飲食店などから自動車で道路に出ようとして歩道を塞ぎ続けているアホをたまに見かけるが、運転している奴を注意深く観察してみると、そのほとんどがギャル男である。その助手席には必ずと言っていいほど、ギャル男を11分の10ぐらいの大きさにしたギャルが存在している。

こいつらカップルの笑顔を並べた風景ほど汚いものはこの世に存在しない。大気汚染や土壌汚染などもこいつらの笑顔が原因ではないかと俺は疑っている。やはり、こういったギャル男らを取り締まる秘密警察が日本には必要なのではなかろうか。ギャル男とわかれば容赦なく射殺だ。射殺されたギャル男は、すぐさまNASAに引き渡す。そしてNASAによって人工衛星打ち上げのついでにギャル男を地球から離れた場所に飛ばしてもらうのだ。残念ながら、地球内で処理をするのは大気汚染や土壌汚染などを引き起こすため、こうするしか方法がない。地球外生命体には気の毒だが、今の世の中ではこれが精一杯であると思われる。

ギャル男を見かけたらすぐ110番してほしい。くれぐれも番号の間違いのないように。特に夜中には慎重にお願いしたい。

あと、ギャル男はとてつもなく臭いことで有名であり、あの猛毒サリンでもお手上げってなぐらいの危険度らしい。なので、ギャル男と遭遇したとしても、近寄らず、ましてや触らずに警察に連絡してもらいたい。


学長室に到着した俺は、ドアをコンコンと二回鳴らし、

「失礼します」

と言ってみた。中から、

「どうぞ、入りたまえ」

という学長の声が聞こえる。俺は学長への殺気を押し殺しながら入室した。


入室して玄関に立つ俺を学長はしばらく見続けていたが、

「おい君、この異常な悪臭は凄いぞ」

と言ってきた。そう言えば俺はまったく風呂に入ってもいないし、ここ最近臭くなることばかりしてきた。

「とりあえずそれ以上中に入らぬように。こんなに臭い思いをするのは初めてです」

そう言うと、学長はガスマスクを付け出した。


ニオイというのは菌の繁殖が主な原因であると聞いたことあるが、例えば、入浴して完璧に殺菌した後に、直立不動のままの状態でいると、どのくらいの時間で臭くなるのだろうか。

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